先月中旬ごろから、ネットを中心に「食用コオロギ」への批判が過熱している。公立高校の「コオロギ給食」が話題になり、保守系ネットメディアが批判キャンペーンを行うなど、様々な原因が考えられる中、事態は約1年前にイベントで「食用コオロギ」を試食した河野太郎デジタル大臣にも“飛び火”している。
【映像】発がん性物質?「コオロギ食」に飛び交った噂(画像あり)
さらに「コオロギ入りパン」の製パン会社(※約3年前から製造)や、「コオロギ入り機内食」を提供する航空会社(※半年前から提供)までも批判が寄せられるなど、論争の的になっている。
お笑いコンビ・EXITの兼近大樹は「それぞれが食べたいものを食べればいい」「野菜が嫌いだったり、肉がダメな人もいる。それと同じだ」とコメント。相方のりんたろー。も「コオロギ食が今後スタンダードになって、いつか子供に『最初はネットで問題になったんだよ』って話せる日が来ればいい」と話した。
フリーアナウンサーの柴田阿弥も「多様性の1つとして勝手にしたらいい」とコメント。
「いろいろツイートを見たが、どれが本当なのか正直わからない。たしかに『明日から柴田さんは、タンパク質はコオロギ食だけでお願いします』と言われたら、すごく抵抗がある。でも、現時点で強要されることはおそらくないと思う。現時点で甲殻アレルギーの人は避けたほうがいいことはわかっていて、それ以外の食べたい人は自由に食べればいい」
公立高校の「コオロギ入り給食」は、去年11月と先月の2度出されたという。調理実習として教師・生徒が料理し、全員ではなく希望生徒のみが試食した。メニューは生徒が考案したもので、コオロギパウダーを使った「かぼちゃコロッケ」が出された。J-CAST ニュースによると、学校担当者は「抗議の声が強く、今後の使用は考えられない」と話しているという。
元官僚で制度アナリストの宇佐美典也氏は「生徒の家族としては、給食はバランスよく出してほしい。そこにあえて『コオロギ食』を出すのは、それなりに反響があって当たり前だ」と指摘。「『大丈夫なの?』という質問に、明確な答えがない。ちゃんと説明を考えようってことだと思う」と述べた。(「ABEMA Prime」より)
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