女子ムエタイでわずか69秒、左のストレートでアゴを打ち抜く“ほぼ失神”状態の衝撃KO。完全アウェイの中、笑顔でリングインをして、ゴングの1分後には地元選手を完膚なきまでに叩きのめす。殺気ゼロからギャップ満点の秒殺KOに戦慄が走った。
3月3日にタイ・バンコクで開催されたONE Championship「ONE Friday Fights 7」。リサ・ブライアリー(イギリス)とルンナパー・ポー・ムアンペット(タイ)の試合は開始わずか69秒、ブライアリーが左のショートストレートでルンナパーをノックアウト。32歳の笑顔が可愛い美女ファイターが披露した“殺気ゼロからの秒殺KO”。そのギャップの大きさに視聴者から驚きの声が上がった。
5年ぶりのONE参戦となるブライアリーと、ムエタイ100戦超えで23歳の若手ルンナパーの対戦。コールを受けニコニコ笑顔のブライアリーに全く緊張感は感じられないが、ゴングと共にその凶暴性がベールを脱ぐ。
一気にプレッシャーをかけるブライアリーは、ルンナパーのオーバーハンドに刺すようなストレートで対処してコーナーに詰めていく。その後、ルンナパーが掴みからヒザ、さらにロープを背にしてワンツーを放つが、スッと距離を詰めたブライアリーが右フック、さらにコンパクトな左ストレートで確実にアゴを打ち抜くとルンナパーは大の字。立ち上がろうと這いつくばるルンナパーだが、ここで力尽きた。
開始からわずか1分9秒、見た目、想像以上の破壊力。呆気ないフィニッシュにABEMA視聴者も「いいところに入っちゃった?」「アゴに左ワンパン」「刃牙で見たやつ」と驚きの反応が。試合が終わると、一転して再び笑顔のブライアリー。ニコニコでインタビューに応える姿に「声がかわいい」といったコメントも並ぶなか、ファイティングボーナス35万バーツ(約138万円)が支給されると“ピョンピョン”跳ねながら喜びを爆発させた。