【ブンデスリーガ】シュトゥットガルト1-2バイエルン(日本時間3月5日/メルセデス・ベンツ・アレーナ)
シュトゥットガルトの原口元気が、ドイツ王者相手に持ち味の献身性を存分に見せつけている。バイエルンは得意の速攻からシュトゥットガルトゴールを脅かそうとしたが、最後の最後で原口の気迫のスライディングタックルに阻まれたのだった。
【映像】チーム最年長・原口元気 気迫のスライディングタックルでピンチを救う
バイエルンが1点リードして迎えた59分、シュトゥットガルトはコーナーキックのチャンスだったのが一転、バイエルンのカウンターから大ピンチを迎える。フランス代表FWコマンのスルーパスにドイツ代表MFムシアラが抜け出すと、それに並走していたカメルーン代表FWシュポ=モティンへとパスが出る。
通ればキーパーと1対1、絶体絶命のシーンだったが、バイエルンの選手と同じか、それ以上のスピードで帰陣していた原口の気迫がこもったスライディングでパスをカット。痛恨の2失点目を喫したくなかった状況での好守に、スタジアムからは大歓声が送られた。
ABEMAで解説を務めた風間八宏氏は「こういうプレーですよね。原口がチームのために献身的にできるということが、こういうところに表れて、そして信頼がどんどん大きくなっていきます」と原口の持ち味である献身性を絶賛。チームにとっても重要な選手であることを強調した。
昨年、FIFA ワールドカップ カタール 2022の日本代表メンバーから落選した原口だったが、今冬に新天地を求めて早速チームに欠かせない選手として活躍している。現在15位と残留争いを強いられているシュトゥットガルトだが、チーム最年長の31歳は悩める古豪を救うことができるだろうか。
ABEMA/ブンデスリーガ)