エリック・テン・ハフ監督

 マンチェスター・Uを率いるエリック・テン・ハフ監督が、リヴァプール戦での大敗に言及した。5日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。

 プレミアリーグ第26節が現地時間5日に行われ、マンチェスター・Uはリヴァプールと対戦した。直近の公式戦11試合無敗と絶好調で敵地『アンフィールド』に乗り込んだマンチェスター・Uだったが、試合は一方的な展開に。コーディ・ガクポ、ダルウィン・ヌニェス、モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノに次々とゴールを許し、0-7という衝撃的なスコアで敗北を喫した。

 データサイト『Opta』によると、今回の0-7での大敗は、これまで通算481試合を指揮してきたテン・ハフ監督の指導者キャリアにおける最大の敗北となったという。チームの士気にも悪影響を及ぼしかねない大敗についてオランダ人指揮官は「説明のしようがない。原因を探る必要はあるが、私が目撃したことが起こっただけだ。前半は試合をコントロールできていたと思う。恐らく我々の方がより多くのチャンスを作っていた」とコメントしつつ、次のように後半の戦いとチームの姿勢に苦言を呈した。

「守備のトランジションにおいて、もはやチームは存在していなかった。プランを遂行することなく、ただ11人の個人が並んでいるだけだった。よく理解できないが、本当にひどかった。私は自分の意見を選手に伝えたよ。もはやプロではない。チームとして団結し、互いに協力して戦わなければならないのにそれができていなかった。あまりにも統率が取れていなかった」

「挫折を味わうことはあっても、チームとして団結しないことなどあり得ないし、自分の仕事を全うする必要がある。トランジションで間違った判断を下し、その埋め合わせとして走ることもしていなかった。私としては、これをプロと言うことはできない。本当に失望しているし、怒りを覚えている。ファンを落胆させてしまった。チームとしてこんなことは許されない」

 ミッドウィークにヨーロッパリーグ(EL)・ラウンド16ファーストレグのベティス戦を挟み、12日に行われる次節ではサウサンプトンと対戦するマンチェスター・U。テン・ハフ監督は「今回の大敗は受け入れ難いが、このチームは十分に強い。自分たちをリセットし、立ち直れると信じている」と締め括った。

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