ジョゼ・モウリーニョ

 ローマを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、5日に行われたセリエA第25節のユヴェントス戦を振り返った。同日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が伝えている。

 前節のクレモネーゼ戦で相手に今季初勝利を献上したローマは、リーグ戦4連勝中と好調のユヴェントスをホームに迎えた。試合は拮抗した展開となり、前半の45分間はスコアレスで終了。しかし、後半に入り53分にジャンルカ・マンチーニが強烈なミドルシュートを突き刺して先制に成功すると、その後は粘り強い守備で1点を守り切り、1-0でローマが勝利を収めた。

 勝ち点「47」でミランと並び、チャンピオンズリーグ出場圏内の4位に浮上したローマ。試合後、モウリーニョ監督は「チームとしてプレーし、選手たちが全力を尽くせば、良い結果を持ち帰ることができる。この勝利には満足している」と喜びを口にしつつ、勝利できた理由については「選手たちがより良く、100パーセントの力を発揮したからだ。私の戦術で勝利したとは言いたくない。彼らの姿勢で試合に勝つことができた」と選手たちを称賛した。

 続けて、この試合の自身のゲームプランに関しては「私はユヴェントスの監督と選手たちを尊敬しているし、彼らはシーズン最高の状態にある。彼らに守備ブロックを作られると、たくさんゴールを奪うことはできないので、ボールをキープして、相手に勢いをつけさせないことが大事だった」と振り返った。

 また、モウリーニョ監督はユヴェントスを率いるマッシミリアーノ・アッレグリ監督との関係性についても言及し、良好な関係を築いていることを明かした。

「私たちはよくお互いにメッセージを送り合っている。何年もの間、良い関係を築いており、テキストメッセージや共通の友人を通じて冗談を言い合っている。私は今、彼の悲しみを尊重しているが、私は本当に彼のチームが好きだ」