ルベン・ロフタス・チーク

 ミランがチェルシー所属のイングランド代表MFルベン・ロフタス・チークに関心を寄せているようだ。5日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。

 現在27歳のロフタス・チークはチェルシーの下部組織出身で、2014年12月にトップチームデビューを果たした。その後はクリスタル・パレスやフルアムへのレンタル移籍を経験しながらも、チェルシーでここまで公式戦通算145試合に出場し14ゴール17アシストをマーク。クラブが大型補強を敢行した今シーズンも、ここまで公式戦18試合でスタメン起用されるなど、チーム内で一定の地位を築いている。

 そんな同選手に対し、ミランが関心を寄せているようだ。連覇を目指した今シーズンのセリエAにおいて首位ナポリと「18」ポイント差の5位に甘んじているミランは、すでに来シーズンのチーム編成に向けた動きを開始している模様。同クラブは中盤の強化を目指しており、来る夏の移籍市場に向けて獲得候補の選定を進めているようだ。報道によると、ロフタス・チームの名前もリストの中に含まれているという。

 ロフタス・チークとチェルシーとの現行契約は2024年夏までとなっており、契約満了までは1年以上を残している。しかし、5日のイギリスメディア『メトロ』は、昨今の大型補強によってスカッドが膨れ上がったチェルシーが、来る夏の移籍市場では戦力の縮小に取り組む可能性が高いと指摘。ロフタス・チークについても売却の可能性が検討されていると伝えている。

 なお、ミランは同選手の獲得に向けて、2200万ポンド(約36億円)程度のオファーの提示を検討しているという。果たしてロフタス・チークは夏に慣れ親しんだチェルシーを離れることになるのだろうか。今後の両クラブの動向に注目が集まる。