レアンドロ・トロサール

 アーセナルに所属しているベルギー代表FWレアンドロ・トロサールが、そけい部の負傷によりおよそ2週間弱の離脱を強いられる見込みだ。イギリスメディア『イブニング・スタンダード』が6日に伝えている。

 トロサールは4日に行われたプレミアリーグ第26節のボーンマス戦で4試合連続のスタメンに名を連ねたものの、前半途中にそけい部を負傷。22分にイングランド代表MFエミール・スミス・ロウとの交代でピッチを後にしていた。なお、試合は試合終了間際の劇的ゴールでアーセナルが3-2で勝利。プレミアリーグ4連勝を飾っていた。

 現時点でアーセナルからトロサールの負傷状況に関する正式なアナウンスはされていないものの、『イブニング・スタンダード』によると、トロサールの負傷は当初予期していたほど深刻なものではなかったという。トロサールが無理をせずに早めにピッチを退いたことが長期離脱を防いだ模様だ。現地時間6日には再び検査が予定されているものの、およそ2週間弱の離脱が見込まれているようだ。

 この後、アーセナルは9日にヨーロッパリーグ(EL)・ラウンド16ファーストレグで守田英正所属のスポルティングと敵地で対戦する。その後は12日に次節のプレミアリーグでアウェイでのフルアム戦が予定されており、16日にはホームでスポルティングとの“リターンマッチ”に臨む予定だ。回復の程度次第で離脱期間は前後するものの、トロサールはこれらの3試合は恐らく欠場となる。一方、インターナショナルマッチウィーク前最後の試合である19日の第28節クリスタル・パレス戦には間に合う可能性があるという。

 今冬の移籍市場でブライトンから完全移籍加入したトロサールは、アーセナルでプレミアリーグ8試合に出場して1ゴール2アシストを記録。徐々に新天地でも先発出場の機会を増やしていた。なお、現在イギリス人FWエディ・エンケティアも足首の負傷で離脱中だ。そのため、スポルティングとの一戦ではブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリが最前線に入り、スミス・ロウが2列目の左に入ると予想されている。