マルコ・アセンシオ

 レアル・マドリード所属のスペイン代表FWマルコ・アセンシオに対し、国内外の複数クラブが関心を寄せているようだ。6日、スペイン紙『スポルト』が伝えている。

 現在25歳のアセンシオは2015年夏にレアル・マドリードに加入し、1シーズンのレンタル移籍を経て2016-17シーズンから同クラブの一員としてプレー。ここまで公式戦通算266試合の出場で55ゴール29アシストをマークし、数々のタイトル獲得に貢献している。しかし、今シーズンは若手選手の台頭もあって出場機会が減少。ここまで公式戦31試合に出場しているものの、スタメン起用は10試合のみとなっている。

 そんなアセンシオとレアル・マドリードとの現行契約は今年の6月末で満了を迎える。一部では、クラブ側が契約延長に向けて動いているとの報道もあったものの、交渉の進展は明らかになっておらず、依然として来シーズン以降の去就は不透明となっている。そうした中、国内外の複数の強豪クラブが来る夏の移籍市場での獲得を念頭にアセンシオに関心を寄せているようだ。

 今回の報道で名前が挙がったのは、バルセロナ、アーセナル、ミランの3クラブ。昨年夏の移籍市場でもアセンシオへの関心が明らかになっていたアーセナルとミランは、すでに同選手の代理人と話し合いを行なっており、夏のオファー提示を検討しているという。また、バルセロナについても今年の夏をアセンシオ獲得の絶好のチャンスと捉えているとのこと。同選手とレアル・マドリードとの交渉の進展次第で獲得に乗り出す可能性があるようだ。

 なお、アセンシオ本人はレアル・マドリードでの現状に少なからず不満を抱いているという。クラブとの契約延長に向けて話し合いを行なっている同選手だが、他クラブからのオファーに耳を傾ける可能性も低くはないと『スポルト』は指摘している。