リース・ネルソン

 アーセナルがイングランド人FWリース・ネルソンとの契約延長に向けて動いているようだ。6日、『デイリーメール』や『ミラー』など複数のイギリス紙が伝えている。

 現在23歳のネルソンはアーセナルの下部組織出身で、2017年8月にトップチームデビューを飾った。“アカデミー最高傑作”とも評され、活躍に期待が寄せられた同選手だが、なかなか出場機会を得ることができず、2018-19シーズンにはホッフェンハイム、2021-22シーズンにはフェイエノールトへと武者修行へ。昨シーズンはフェイエノールトで公式戦32試合に出場し4ゴール7アシストをマークした。

 今シーズンはアーセナルに復帰し、バックアッパーとしてトップチームに帯同。自身の負傷離脱の影響もあり、出場機会こそ限られているものの、起用された試合では印象的なパフォーマンスを披露している。昨年10月のリーグ第14節ノッティンガム・フォレスト戦では途中出場から2ゴール1アシストをマーク。さらに今月4日に行われた第26節ボーンマス戦では途中出場から90+7分に劇的な勝ち越しゴールを叩き込み、チームの逆転勝利に貢献した。

 そんなネルソンとアーセナルとの現行契約は今年6月末で満了となる。報道によると、クラブ側はネルソンとの契約延長に向けてかねてから継続的に交渉を行なっていた模様。ネルソン本人も慣れ親しんだアーセナルへの残留を強く希望しているようだ。現在も話し合いは行われているものの、今シーズン終了までに交渉が合意に達する可能性は以前よりも高まっているという。

 なお、同選手をめぐっては国内外の複数のクラブが、来る夏の移籍市場でのフリー獲得に向けて動向を注視しているとの噂もある。果たして23歳の生え抜きアタッカーは来シーズン以降もアーセナルでプレーすることになるのだろうか。