バルサ、新たな“バスク産CB”に関心か…マンCで出場機会減少のラポルテが獲得候補に急浮上

 バルセロナは、マンチェスター・Cに所属するスペイン代表DFアイメリク・ラポルテの獲得に興味を示しているようだ。6日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が報じている。

 今季のラ・リーガも3分の2を消化し、2位のレアル・マドリードとの勝ち点差を「9」ポイントに広げて首位を独走する一方で、欧州大会では結果が伴わなずに早期敗退の憂き目に遭ったバルセロナ。“名門復活”に向けてチャンピオンズリーグ(CL)で成績を残したい同クラブは、来夏の移籍市場でさらなる補強を目論んでいる。

 かねてよりバルセロナを率いるシャビ監督は左利きのセンターバックを熱望しており、アスレティック・ビルバオとの現行契約が来夏で満了を迎えるDFイニゴ・マルティネスの加入が現実味を帯びていた。しかし昨年11月頃からは負傷に悩まされ、ここまでリーグ戦10試合の出場にとどまっている。一時は口頭合意に至ったことが報じられていたものの、バスク人選手獲得への興味が覚めつつあるようだ。

 そしてバルセロナの関心は、フレンチバスク人選手に移りつつあるという。『ムンド・デポルティーボ』によると、ラポルテは出場機会を求めてクラブを退団することを考慮するとともに、バルセロナ行きを希望しているとのこと。またマンチェスター・Cの首脳も、来夏の移籍市場でヨシュコ・グヴァルディオールの獲得を目指しており、同選手の退団を容認する構えであることを報じている。

 すでにバルセロナは、ラポルテの代理人に接触しており、互いの意思を確認した上で契約締結を目指す意思があるようだ。しかし『ムンド・デポルティーボ』は、この移籍を実現させるにはバルセロナの財政状況が大きく関わってくると指摘している。

 来夏の補強候補として名前が挙げられているアイメリク・ラポルテとイニゴ・マルティネス。ともにバスク産の左利きのセンターバックだが果たして、『カンプ・ノウ』のピッチに立つのはどちらになるだろうか。