トッテナム所属の韓国代表FWソン・フンミンが、チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)セカンドレグのミラン戦に向けた意気込みを語った。7日、イギリスメディア『BBC』がコメントを伝えている。
3シーズンぶりのCLに臨んでいるトッテナムは、フランクフルト、スポルティング、マルセイユと同居したグループDを首位で通過。ラウンド16では昨シーズンのセリエA覇者ミランと相見えることとなった。2月14日に敵地で行われたファーストレグでは、序盤に失点を喫すると、その後の反撃も実らず0-1で敗戦。ベスト8進出に向けて、セカンドレグでは勝利が必須の状況となっている。
前日会見に出席したソン・フンミンは「ファーストレグから立ち直らなければならない。最も重要なのは明日だ。おそらく今シーズンで最も重要な試合になるだろう」と前置きしつつ、「本拠地での試合を楽しみにしているし、ファンやクラブのため、そして自分たちの誇りのために全てを捧げなければならない」と決戦に向けた意気込みを示した。
今シーズンのトッテナムは、すでにFAカップとカラバオカップで敗退。プレミアリーグでは暫定4位に付けているものの、首位アーセナルとのポイント差は「18」に開いており、逆転優勝は難しい状況となっている。長らく続く“無冠”に終止符を打つためにも、CLではミランを逆転し、次のラウンドに駒を進めたいところだ。ソン・フンミンはタイトル獲得とベスト8進出に向けて次のように闘志を燃やしている。
「先週、FAカップで敗退してしまったのは痛恨だった。良いシーズンを送るためには自分たちのベストを尽くす必要がある。誰もがCL制覇を夢見るが、言葉だけでは不十分だ。準備と明確なプランが必要だと思う。もし逆転できればシーズンを変えることができるだろうし、ちょっとした自信と弾みが得られるだろう」
なお、この試合では胆嚢炎の手術の影響で離脱が続いていたアントニオ・コンテ監督が、久々にピッチサイドで指揮を執ると見られている。ソン・フンミンは“闘将”の復帰について「彼は戻ってきてからチームに良いエネルギーをもたらしている。彼が不在の時、他のスタッフは良い仕事をしていた。でもボス(コンテ監督)がいないと明らかな違いを感じるんだ」とコメントしている。