スコティッシュ・プレミアシップ第27節が8日に行われ、セルティックとハーツが対戦した。
2月26日に行われたスコティッシュ・リーグカップ決勝戦のレンジャーズ戦を2-1で制し、今季“1冠目”のトロフィーを掲げたセルティック。スコティッシュ・プレミアシップでも現在7連勝中と首位を独走しており、連覇に向けたカウントダウンが始まっている。ミッドウィーク開催の今節は“2強”の下に位置する3位のハーツと対戦。セルティックの古橋亨梧と前田大然は先発に名を連ね、旗手怜央、岩田智輝、小林友希はベンチから出番を待つ。ハーツの小田裕太郎もベンチスタートとなった。
試合の均衡が破れたのは6分。ハーツはアンディ・ハリデーが左サイドを駆け上がってクロスボールを送ると、ファーサイドでフリーとなったジョシュ・ジネリーがヘディングシュートを沈める。セルティックは前節に続いて先制を許す形となり、ハーツが立ち上がりに先手を取った。
それでも、直後の25分にはセルティックが反撃へ。右サイドに流れてスルーパスを引き出した古橋がペナルティエリア中央へ折り返すと、スピードを上げた前田がフリーで押し込む。“日本人コンビ”で試合を振り出しに戻した。これで前田は今季のスコティッシュ・プレミアシップでの得点数が「7」、公式戦通算は「10」と2桁に到達した。しかし、前田はこのゴールでGKと接触した際に負傷。直後のプレーでジョタとの交代を強いられた。
1-1で折り返した後半、セルティックの“エース”が逆転弾を決める。60分、ペナルティエリア手前で前を向いたアーロン・ムーイがボックス内にスルーパスを送ると、抜け出した古橋が左足でニアサイドを射抜いた。古橋のゴールでセルティックが逆転に成功。古橋はスコティッシュ・プレミアシップでの「20」得点目となり、公式戦通算ゴール数は「25」となった。
終盤にはセアド・ハクシャバノヴィッチがカットインから右足で狙い澄ましたシュートを決めて勝負あり。試合はこのままタイムアップを迎え、セルティックがスコティッシュ・プレミアシップ8連勝を飾った。負傷交代となった前田は31分まで、古橋は70分までプレー。旗手は70分から、岩田は80分からピッチに立った。なお、小林に出番は訪れず。小田は44分から途中出場したものの、ケガの影響で65分にピッチを後にした。
この後、11日にはスコティッシュ・カップの準々決勝が行われる。同大会ではセルティックとハーツが再び相見える予定だ。
【スコア】
セルティック 3-1 ハーツ
【得点者】
0-1 6分 ジョシュ・ジネリー(ーツ)
1-1 25分 前田大然(セルティック)
2-1 60分 古橋亨梧(セルティック)
3-1 84分 セアド・ハクシャバノヴィッチ(セルティック)