3月8日、20チームが参加する野球の国・地域別対抗戦WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)が開幕した。侍ジャパンより早く初戦を迎えた台湾にANN上海支局 高橋大作支局長が飛んだ。
「台湾では代表チームが出場する4試合のチケットはすでに完売しており、市役所では代表の試合のたびにパブリックビューイングが行われるなど大変な盛り上がりを見せています」(高橋氏)
今でこそ、そんな野球熱をもつ台湾だが、一時プロ野球の人気が低迷していたという。
それを救ったのが、各チームのチアリーダーだという。そして今回のWBCでは各チームからエース級を集めた「クラシック・ガールズ」という代表チアリーダーが結成されている。
「彼女たちは選手たちより人気があると言っても過言ではありません。一人ひとりのSNSのフォロワー数が何十万人、中には百万人を超えて日本でも人気のある方もいます。私たちも噂を聞きつけて日本のテレビとしては独占のような状況に取材に来たのですが、スタッフ全員が心を打ち抜かれました。台湾ではチアリーダーを見に球場に足を運ぶ人もいるくらいです。それをきっかけにプロ野球のファンが広がっているのです」
人気の秘訣は?
「台湾のチアリーダーはグラウンドの中ではなく、スタンド側にステージがあり、時には観客と手を取り合って一緒に応援します。この“距離感”が人気の秘訣かと思います」
(ABEMA NEWS)