2022年の出生数が初の80万人割れとなり、少子化という課題が一段と深刻になっている。
フランスは「家族手当」「養育親手当」など子育て家族への経済支援、スウェーデンは「事実婚・同性カップルの権利保障」を行ったことで出生率を回復させた。そんな成功事例があるなか、なぜ日本は結果を出すことができないのか。
男性の国会議員として初めて育児休業をとることを宣言し話題となった過去をもち、現在はタレント・実業家である宮崎謙介に話を聞いた。
宮崎は政界を離れてからは、子育てに関する情報発信も積極的に行い、アメーバ芸能人・有名人ブログランキング パパ部門で1位を獲得したこともある。そんな宮崎に現在の少子化対策はどう映るのか?
「政権が掲げている3つの大きな政策は、既存のもののボリュームアップでしかなく、異次元ではない。『どうやって今ある家庭に2人目、3人目を産んでもらうか』に知恵をしぼるよりも、生涯未婚率に注目すべき」
昔に比べて生涯未婚率は高いのか。
「1970年代はほとんどの人が結婚していたが、2020年の段階で男性の3割弱、女性の2割弱が結婚していない。今の政策は結婚した後のことを見ているが、子どもを産む前に結婚の壁、結婚の前には恋愛の壁がある」
結婚の壁、恋愛の壁は高いのか。
「女性と話しているとなんで他人と結婚して生活しなきゃいけないんだと。子どもは産みたいけど、相手はいらない。極論だが、精子がなくて良いから子供を産めるようにならないか、という声も聞く」
「恋愛と結婚の壁をどうするのかという議論をすべき」と持論を語った。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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