ベティスの元スペイン代表MFホアキン・サンチェスが、9日に行われるヨーロッパリーグ(EL)・ラウンド16ファーストレグのマンチェスター・U戦に向けて胸中を明かした。8日、スペイン紙『アス』が伝えている。
マヌエル・ペジェグリーニ監督の下、EL・グループCを5勝1分の首位で通過したベティス。昨季はコパ・デル・レイ(国王杯)を制し、今季もラ・リーガでチャンピオンズリーグ出場権争いを繰り広げるなど、ここまで安定した戦いぶりを見せている。
直近の公式戦で4試合無敗と好調のベティスは、ラウンド16でマンチェスター・Uと対戦。『オールド・トラフォード』で行われるファーストレグを前に、ホアキンは「小さい頃から、このような試合をすることを夢見るものだ。最大限の競争をして、自分たちのプレーをしよう。良い結果を手にして快適に過ごすためには、最高の状態で臨まなければならない」と口にしつつ、「マンチェスター・Uという歴史あるビッグクラブと対戦し、このスタジアムでプレーすることは41歳の僕にとっては、特権であり、夢であり、誇りの源だよ」と思いを巡らせた。
またホアキンは、40歳を過ぎてもプレーできる幸せを噛み締めているようだ。この試合以外のことは頭の片隅にもないと口にした同選手は「これが最後と思わないことを約束する。そうでなければ、楽しむことができないからね。この特権を大切にしていきたいんだ」と胸中を明かした。
最後に、ホアキンは「非常にタイトな試合になるから、自分たちの特徴を生かしたプレーをしようと思う。僕らはどのチームとも対等に戦えるが、対戦相手を意識する必要もある。それと同様に、もう1試合あることもね。彼らはとてもアグレッシブだし、僕たちも最善の準備をしなければならない」と決戦に向けて意気込みを語っている。
41歳になった今も、欧州の最前線でプレーするホアキン。そんな“生ける伝説”は、いつの日からか夢を見続けたスタジアムでどのようなプレーを見せてくれるのだろうか。注目の一戦は、日本時間10日の5時にキックオフを迎える。