
【WBC・1次ラウンド プールB】日本代表8-1中国(3月9日/東京ドーム)
3大会ぶりの世界一奪還へ、日本代表が白星発進を遂げた。第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)初戦で中国と対戦し、8-1で勝利した。初陣の先発を務めたのは、3番・投手、DHで出場したエンゼルス・大谷翔平。2017年オリックス戦以来1982日ぶりの日本での“リアル二刀流”に、観客席からは大歓声が上がった。
4回1安打5奪三振無失点でとした大谷は、「序盤から重たいゲームだったけど、最後に打線がつながった。球数は決まっていたがゼロで抑えるつもりだった。ストライク先行でどの球種も良かった。明日も切り替えて、打者として頑張りたい」とコメントした。
さらに打者としても躍動し、4回にはフェンス直撃の2点タイムリーツーベースで日本待望の追加点をもたらした。「あとちょっとで本塁打だったので伸びればよかった。(8回に)もう1回チャンスがあったので、打てればベストだった」とした。
中盤まではじりじりとした接戦となったが、終盤戦で盛り返し終わってみれば8-1での勝利。大谷は、「(日本代表は)僕自身にとっても特別。中国も素晴らしい野球をやっていて、中盤まで分からないゲームだった。全員で勝つことができて素晴らしいゲームだった。今日の勢いをそのまま(10日の韓国戦)試合につなげたいし、先発はダルビッシュさんなのでなんとか援護できるように僕自身も頑張りたい」と語った。
さらに、ファンに向けて「(歓声が)まだまだ足りないので、明日はもっともっと大きい声援よろしくお願いします」と茶目っ気たっぷりに呼びかけていた。


