リヴァプールがベンフィカのポルトガル代表DFアントニオ・シウヴァ獲得に興味を持っているようだ。11日、イギリスメディア『コートオフサイド』が報じている。
同メディアによると、リヴァプールは今季終了後、センターバックの獲得を望んでいる模様。ライプツィヒのクロアチア代表DFヨシュコ・グヴァルディオール獲りの噂なども浮上する中、ポルトガル代表のA・シウヴァが「獲得希望リスト」の上位に位置しているようだ。また、同選手を巡ってはトッテナムも関心を示していると伝えている。
なお、ベンフィカとA・シウヴァは現在2027年6月30日までの契約を結んでいるが、この中には1億ユーロ(約140億円)の契約解除条項も含まれているとのこと。だが、ベンフィカはこれよりも低い8000万ユーロ(約112億円)の入札でも受け入れる用意があると報じられている。
しかしながら、リヴァプールは中盤の刷新も同時並行で実施したい構えで、CBの補強には最大で6000万ユーロ(約84億円)しか支払うつもりは無いとも。ベンフィカとの良好な関係(2022年夏のウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス獲得や、2019年のチャンピオンズリーグ(CL)決勝前にベンフィカBとのトレーニングマッチを行った)を活かし、より良い条件での取引成立を目指すと伝えられている。
A・シウヴァは2003年10月30日生まれの現在19歳。センターバックを本職とし、身長は187cm。今季トップチームに昇格すると、国内リーグでは20試合に出場し、CLでもここまでの全8試合に先発出場するなど、大ブレイクを遂げた。
また、FIFAワールドカップカタール2022にはこれまでフル代表への招集歴が無いにも関わらず、ポルトガル代表のメンバーに選出。大会前の親善試合・ナイジェリア代表戦でデビューし、本大会ではグループステージ第3戦の韓国代表戦でフル出場した。
この8か月間で、瞬く間に階段を駆け上っているA・シウヴァ。シーズン終了後の去就に注目が集まる。