【WBC・1次ラウンド プールB】オーストラリア－日本代表（3月12日／東京ドーム）
第1打席に特大の3ランを放ったエンゼルス大谷翔平投手だったが、2回1死二塁のチャンスでは申告敬遠。球場中から大ブーイングが巻き起こった。大谷にとってWBC初本塁打は、右翼席の上にある自分の顔が入った看板を直撃する140メートル弾。さすがにオーストラリアバッテリーも、2打席連発を打たれるわけにもいかず当然の策ではあったが、連発を期待した球場のファンからは諦め半分ながらも大きなブーイングが起きた。
大谷は1回無死一、二塁のチャンスで2球目のカーブをじっくり引き付けてフルスイング。打った後もしばらく打席に留まる余裕があるほどの会心の当たりを放つと、打球は全く失速することなく、ライト席上部にある看板を直撃。飛距離140メートルの先制3ランを放った。これには球場のファンも、打撃音がした瞬間から総立ち状態。ネット上でも大谷関連のコメントで埋め尽くされることになった。
勝利を目指すオーストラリアにとっても、これ以上大谷に打たれてはたまらないと、後ろの4番にヤクルト・村上宗隆内野手が控えるものの、迷うことなく申告敬遠。球場からは大きなブーイングの後、村上に対しての大きな声援に切り替わっていた。
(C)Getty Images
