ロベルト・フィルミーノ

 アトレティコ・マドリードが、リヴァプール所属のブラジル代表FWロベルト・フィルミーノに関心を寄せているようだ。12日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 現在31歳のフィルミーノは2015年7月にリヴァプールに加入。複数のポジションを卒なくこなすユーティリティー性や卓越したテクニック、高い得点力を武器に加入直後から攻撃の中心選手として活躍している。同クラブではここまで公式戦通算355試合の出場で108ゴール79アシストをマークし、数々のタイトル獲得に大きく貢献。在籍8年目となった今シーズンも公式戦28試合に出場し10ゴール5アシストを記録している。

 そんなフィルミーノとリヴァプールとの現行契約は今年6月末で満了を迎える。クラブ側は契約延長に動いていたものの、選手本人は今シーズン限りでのリヴァプール退団を希望。今月に入り、フィルミーノ本人が今シーズン限りでのリヴァプール退団を望んでいる旨をクラブに伝えたことが明らかになり、チームを率いるユルゲン・クロップ監督も同選手の今シーズン終了後の退団を認めていた。

 こうした中、来る夏の移籍市場でのフリー獲得に向けて数多くのクラブがフィルミーノの動向を注視。バルセロナやインテルのほか、サウジアラビアやメジャーリーグサッカー(MLS)からの関心が明らかになっている。今回の報道によると、アトレティコ・マドリードも同選手の獲得に興味を示しており、夏の移籍市場でオファー提示に踏み切る可能性があるという。同クラブは来シーズン以降に向けて攻撃の強化を望んでおり、フィルミーノをメインターゲットの1人に据えているようだ。

 来シーズン以降の去就に大きな注目が集まるフィルミーノ。今年の夏にラ・リーガ上陸を果たすことになるのだろうか。