アレハンドロ・ガルナチョ

 マンチェスター・Uに所属するU-20アルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョの負傷度合いは、当初の予想以上に深刻な可能性がある模様だ。13日、アルゼンチンメディア『TyC Sports』が報じている。

 現在18歳のガルナチョは、今シーズンのマンチェスター・Uで大きな注目を集めている選手の一人。アトレティコ・マドリードの下部組織を経て、2020年10月にマンチェスター・Uの下部組織に加入すると、2022年4月28日のプレミアリーグ第37節・チェルシー戦にて途中出場を果たし、トップチームデビューを飾った。

 12日に本拠地『オールド・トラッフォード』で行われた第27節・サウサンプトン戦で、ガルナチョは73分から途中出場。しかし、イングランド人DFカイル・ウォーカー・ピータースのタックルによって右足首を負傷し、アディショナルタイムの91分にピッチを去った。

『TyC Sports』は、ガルナチョが試合後に松葉杖をついてスタジアムを後にしたことに触れ、負傷度合いが重い可能性を指摘。また、ガルナチョの兄弟がツイッターで「君はもっと強くなって戻ってくると思う」と投稿したことも取り上げ、「彼の兄弟は示唆に富むメッセージを公開した」と伝えている。

 なお、ガルナチョの負傷状況はアルゼンチン代表のメンバー選考にも影響を及ぼすことになる。ガルナチョはスペイン・マドリード出身だが、母親がアルゼンチン人であるためアルゼンチン代表でプレーする資格を持っている。アルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督は、3月の代表戦(23日にパナマ代表、28日にキュラソー代表と対戦)に臨むメンバー35名の中にガルナチョを初招集。しかし、今回の負傷によって、ガルナチョの代表デビューは先延ばしになることが確実視されている。

 昨年末に開催されたFIFAワールドカップカタール2022を制して、“世界王者”となったアルゼンチン代表。フル代表でのデビューを間近に控えたタイミングで、18歳の新鋭FWは不運に見舞われる格好となってしまった。

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