ルチアーノ・スパレッティ

 ナポリを率いるルチアーノ・スパレッティ監督が、15日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦セカンドレグのフランクフルト戦を振り返った。同日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が伝えている。

 2月21日に行われたファーストレグを2-0で制して迎えたホームでの一戦。試合は45+2分にヴィクター・オシムヘンがゴールを決めて先制に成功すると、53分にもオシムヘンが追加点を挙げ、64分にはPKからピオトル・ジエリンスキがネットを揺らして3-0で勝利。2試合合計5-0で準々決勝進出を決めた。

 クラブ史上初のチャンピオンズリーグベスト8入りを果たしたナポリ。試合後、スパレッティ監督は「簡単ではなかったが、ナポリの歴史的な目標を達成することができた。序盤は彼らの攻撃に苦しんだ。彼らは高い位置からプレスをかけ、私たちはプレーすることに苦しんだ。しかし、後半は(マッテオ・)ポリターノと(フヴィチャ・)クヴァラツヘリアをもっと中に入れて、私たちはより良くなった」と喜びを口にしつつ、試合を振り返った。

 続けて、この試合で2得点を記録し、チームの勝利に大きく貢献したナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンについては「彼は優れたストライカーであり、一人で打開することもできるが他の選手たちと連携する必要もある。彼は今それを始めており、私たちはとても幸せだ」と賛辞を送った。

 また、マンチェスター・Cを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が14日、イタリアメディア『スカイスポーツ』で『現在、ナポリはヨーロッパで最高のチームだが、スパレッティ監督はマインドゲームに慣れていない』と発言したことが話題となったが、そのことについて尋ねられると、「誇りに思っていないし、何も感じていない。私は、このようなゲームでは誰もが他の人にプレッシャーをかけることを知っている。私たちの900万ユーロ(約13億円)と比較して彼らは9億ユーロ(約1300億円)を費やせる。それが理由になるだろう」と反論した。