ジャンニ・インファンティーノ氏

 国際サッカー連盟(FIFA)は16日、ルワンダの首都キガリで総会を実施。会長選で現職のジャンニ・インファンティーノ氏が再選を果たした。同氏は2027年まで会長職を務めることとなる。

 スイス出身で現在52歳のインファンティーノ氏は、2000年に欧州サッカー連盟(UEFA)の事務局に入り、理事や事務局長を歴任。2016年2月、汚職事件の影響で活動停止処分を受けたゼップ・ブラッター前会長の辞任に伴い、FIFAの会長選挙に出馬。2度目の投票で207票中115票を獲得しFIFA会長に選出された。

 2019年に会長職の続投が決まると、今回の会長選挙にも立候補。しかし、立候補者がインファンティーノ氏ただ1人だけだったため、無投票での再選が決まった。同氏はこれまでの任期中に2018年のロシア大会、2022年のカタール大会と2度のFIFAワールドカップを経験。2026年に北中米3カ国で共催されるFIFAワールドカップでは、出場枠を32から48へと拡大するなど改革を進めてきた。

 再選に伴いインファンティーノ氏はFIFAを通じて「FIFAの会長を務めることは、信じられないほどの名誉と特権だ。非常に大きな責任を感じている。そして皆さんが示してくれたサポートに心から感動している。これからもFIFAのために、世界中のサッカーのために、すべての人々のために貢献し続けることを誓う」とコメントを発表している。