レアル・マドリードは18日、翌日に控えたラ・リーガ第26節バルセロナ戦に向けて23名の選手を招集した。
昨季のラ・リーガ王者であるレアル・マドリードは現在2位につけているものの、首位バルセロナとの勝ち点差を「9」まで広げられている。2007-08シーズン以来15シーズンぶりとなる連覇に向けて黄信号がともっている状況だ。だが、今節の“エル・クラシコ”を制することができればその差を「6」まで縮めることができる。状況を打破するための“大一番”と呼べる一戦だ。
レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督は敵地で行われるバルセロナとの一戦に向けて23名の選手を招集。MFルカ・モドリッチ、FWヴィニシウス・ジュニオール、FWカリム・ベンゼマらお馴染みの面々が名を連ねた。
加えて、DFフェルランド・メンディが1月26日に行われたコパ・デル・レイ準々決勝のアトレティコ・マドリード戦以来となるメンバー入りを果たしている。メンディは同試合で左足の半膜様筋(はんまくようきん)を損傷し、2カ月弱の離脱を強いられていた。メンディは復帰を果たしたものの、DFダヴィド・アラバは引き続きメンバー外に。アラバは2月21日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦ファーストレグのリヴァプール戦で右足大腿二頭筋の負傷し、以降はピッチから遠ざかっている。
メンディの復帰によって注目が集まるのは左サイドバックの人選だ。スペインメディア『マルカ』は同ポジションを務めるのはDFナチョ・フェルナンデスになると予想。3月のインターナショナルマッチウィークで2018年10月以来のスペイン代表復帰を果たした33歳は、最終ラインに負傷者が続出した直近のレアル・マドリードにおいて、改めて欠かせない存在であることを印象付けていた。リヴァプールとの2試合では左サイドバックで安定感のあるパフォーマンスを披露し、レアル・マドリードの3シーズン連続となるCL・準々決勝進出に貢献。スペインメディア『アス』も同様にナチョの先発を予想している。
今シーズンの公式戦において、既に“エル・クラシコ”は3試合が行われている。今季初の顔合わせとなった昨年10月開催のラ・リーガ第9節ではレアル・マドリードが3-1で勝利した。しかし、その後行われたスーペルコパ・デ・エスパーニャ決勝戦、そしてコパ・デル・レイ準決勝ファーストレグではともに敗北。エル・クラシコでの3連敗は“常勝軍団”のプライドが許さないはずだ。
レアル・マドリードの招集メンバー23名は下記の通り。
▼GK
1 ティボー・クルトワ
13 アンドリー・ルニン
26 ルイス・ロペス
▼DF
2 ダニエル・カルバハル
3 エデル・ミリトン
5 ヘスス・バジェホ
6 ナチョ・フェルナンデス
16 アルバロ・オドリオソラ
17 ルーカス・バスケス
22 アントニオ・リュディガー
23 フェルランド・メンディ
▼MF
8 トニ・クロース
10 ルカ・モドリッチ
12 エドゥアルド・カマヴィンガ
15 フェデリコ・バルベルデ
18 オーレリアン・チュアメニ
19 ダニ・セバージョス
▼FW
7 エデン・アザール
9 カリム・ベンゼマ
11 マルコ・アセンシオ
20 ヴィニシウス・ジュニオール
21 ロドリゴ
24 マリアーノ・ディアス
【画像】レアル・マドリードのメンバーリスト
📋✅ ¡Nuestros convocados para #ElClásico! pic.twitter.com/EKZMFopcSa
— Real Madrid C.F. (@realmadrid) March 18, 2023