ドイツサッカー連盟(DFB)は20日、バイエルン所属のMFジャマル・ムシアラがドイツ代表の活動に参加しないことを発表した。
自国開催のEURO2024に向けて再出発を切ったドイツ代表。予選を免除されている同国代表は、25日にペルー代表、28日にベルギー代表との国際親善試合を予定しており、現地時間17日には2試合に臨む代表メンバー24名を発表していた。
今回の代表メンバーに名を連ねていたムシアラだが、負傷により代表活動を辞退することが決定した。ムシアラは現地時間19日に行われたブンデスリーガ第25節のレヴァークーゼン戦に後半開始から途中出場。45分間をプレーしていたが、試合後に左ハムストリングの負傷が発覚したという。なお、所属クラブであるバイエルンは、現時点で全治期間などについては明かしていない。
ムシアラの負傷を受けて、ドイツ代表を率いるハンジ・フリック監督は「ジャマル(・ムシアラ)はユニークな資質を有している。我々は彼がチームにフィットすることを期待していた。だからこそ、彼が我々と一緒にいられないことはとても残念だ。彼が出来るだけ早くコンディションを整え、代表ウィーク明けにプレーできることを願っている」とコメント。なお、現時点では代役となる選手を追加召集する意思はないという。
現在20歳のムシアラは2021年3月のFIFAワールドカップカタール2022予選でドイツ代表にデビュー。ここまで公式戦通算20試合に出場し、1ゴール3アシストをマークしている。グループステージ敗退の憂き目に遭った昨年のFIFAワールドカップカタール2022本大会でも、躍動感溢れるプレーを披露していた。
なお、ドイツ代表は19日にDFアルメル・ベラ・コチャプ(サウサンプトン/イングランド)の離脱を発表。代役としてDFマリック・チャウ(ミラン/イタリア)が追加召集されていた。