イタリアサッカー連盟(FIGC)は20日、イタリア代表メンバーの変更を発表した。
イタリア代表は3月のインターナショナルマッチウィークでEURO2024予選の2試合を消化予定。23日にホームでグループ最大のライバルと目されているイングランド代表と、26日に敵地でマルタ代表と対戦する。EURO2024予選の開幕に向けて、ロベルト・マンチーニ監督は17日に30名の招集メンバーを発表ししていたが、負傷の影響で当初のメンバーから変更が発生。GKイヴァン・プロヴェデル(ラツィオ)、DFフェデリコ・ディマルコ(インテル)、FWフェデリコ・キエーザ(ユヴェントス)が不参加となった。
プロヴェデルは19日に行われたセリエA第27節、ローマとのダービーでもゴールマウスを守っていたものの、同試合は発熱しながらの出場だったという。今回の代表活動はコンディション面を考慮し、不参加となった。一方、ディマルコとキエーザは同じく第27節の“イタリア・ダービー”で負傷。ディマルコはスタメン出場していたものの、以前から抱えていた腹部の問題により63分で途中交代。キエーザは66分から送り出されたものの、右ひざの負傷で出場から17分後にピッチを後にしていた。後者についてはユヴェントスのクラブ公式HPを通して重傷ではなかったことが伝えられている。
3選手の代表不参加に伴い、マンチーニ監督はGKマルコ・カルネセッキ(クレモネーゼ)とDFエメルソン・パルミエリ(ウェストハム/イングランド)を追加招集。アタランタからクレモネーゼへレンタル移籍中のカルネセッキは、セリエAで評価を高める22歳。当初、3月のインターナショナルマッチウィークではU-21代表に招集されていた。トレーニングキャンプに招集された経験こそあれど、公式戦に向けたA代表メンバーとしては今回が初招集となる。また、ウェストハムで徐々に出場機会を増やしているエメルソンはマンチーニ監督が率いる“アズーリ”での招集経験も多く、これまで通算28試合のピッチに立っていた。
変更後のイタリア代表メンバー29名は下記の通り。
▼GK
マルコ・カルネセッキ(クレモネーゼ)※初/追加招集
ジャンルイジ・ドンナルンマ(パリ・サンジェルマン/フランス)
ウラジミロ・ファルコーネ(レッチェ)※初招集
アレックス・メレト(ナポリ)
▼DF
フランチェスコ・アチェルビ(インテル)
レオナルド・ボヌッチ(ユヴェントス)
アレッサンドロ・ボンジョルノ(トリノ)※初招集
マッテオ・ダルミアン(インテル)
ジョバンニ・ディ・ロレンツォ(ナポリ)
エメルソン・パルミエリ(ウェストハム/イングランド)※追加招集
アレッシオ・ロマニョーリ(ラツィオ)
ジョルジョ・スカルヴィーニ(アタランタ)
レオナルド・スピナッツォーラ(ローマ)
ラファエウ・トロイ(アタランタ)
▼MF
ニコロ・バレッラ(インテル)
ブライアン・クリスタンテ(ローマ)
ダヴィデ・フラッテージ(サッスオーロ)
ジョルジーニョ(アーセナル/イングランド)
ロレンツォ・ペッレグリーニ(ローマ)
マッテオ・ペッシーナ(モンツァ)
サンドロ・トナーリ(ミラン)
マルコ・ヴェラッティ(パリ・サンジェルマン/フランス)
▼FW
ドメニコ・ベラルディ(サッスオーロ)
ウィルフリード・ニョント(リーズ/イングランド)
ヴィンチェンツォ・グリフォ(フライブルク/ドイツ)
シモーネ・パフンディ(ウディネーゼ)
マッテオ・ポリターノ(ナポリ)
マテオ・レテギ(クルブ・アトレティコ・ティグレ/アルゼンチン)※初招集
ジャンルカ・スカマッカ(ウェストハム/イングランド)