1次ラウンド(全4試合)で打率.143と不調だった村上宗隆選手。準決・決勝と覚醒した“村神様”の打席とストーリーを、元プロ野球選手のG.G.佐藤氏が振り返った。
千葉ロッテマリーンズや埼玉西武ライオンズで10年プレーし、北京オリンピックでは日本代表でも活躍したG.G.佐藤氏は、村上選手が不調だった原因を次のように推測した。
「村上選手は今大会、調子が悪かった。大谷翔平選手という“化け物”を初めて見てしまって、『俺もやってやる』とライバル心やプライドがあり、力んだ部分はあると思う」(G.G.佐藤、以下同)
準決勝では第3打席まで三振、第4打席でファウルフライ。第5打席で素晴らしいサヨナラ打を放った村上選手。
「復活と言われているが、これが村上選手本来の姿なので、みんなの信じる力をもらいながら最後結果を出せた」
なかなか自分が打てていない状況で入った第5打席。決勝進出がかかった大事な場面での打席はどんな気持ちになるのか。
「『バントがよぎった』と本人が言っていた。それだけ弱気になっていた自分がいたと思う。しかし、周りからの鼓舞や支えがあったからこそ、あの1打が生まれたのではないか。みんなの『村上頑張れ。行ってくれ』という信じる気持ちが一つになったのかなと思う」
21日の準決勝・メキシコ戦でサヨナラ打、22日の決勝・アメリカ戦でも村上選手は活躍。決勝ではアメリカに1点先制されるも、2回裏で先頭打者として打席に立った村上選手が、ライトスタンド2階席へ同点となる特大のソロホームランを放った。
「本来の姿に戻った。アメリカの空気が合ってしまい、帰ってきてくれないかと心配した(笑)」
(『ABEMAヒルズ』より)
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