【MLB・スプリングトレーニング】エンゼルス-パドレス(3月24日・日本時間25日/テンピ)
エンゼルスのレンドンが「4番・サード」で先発出場し、調子のよさを感じさせる素早い動きを見せた。2回1死からは、鋭いライナーにジャンプ一番で飛びつき打球を止めると、素早く拾って一塁に転送しアウトとした。今季は約50億円とも言われる超高額年俸の選手だが、ファンからは期待と一緒に、とにかく無事にシーズンを過ごしてほしいという心配の声も出ている。
レンドンはナショナルズ時代の2019年シーズンに126打点で打点王を獲得。翌年からエンゼルスと大型契約を結んだが、本人にとってはここからが悲劇の始まり。2020年シーズンから相次ぐケガにより、試合出場は52試合、58試合、47試合と3年間の合計でも157試合で、1年間フルの162試合にも届いていない。
力強い打撃だけでなく、守備範囲の広さにも定評がある選手だけに、投打二刀流で活躍する大谷翔平にとっては心強いチームメイトだが、今季はスプリングトレーニングから絶好調。打率は4割を超えている。この日も動きのよさをアピールしたが、ファンの反応はまだ半信半疑。「さすがレンドン」というコメントと一緒に「今年は怪我なしで頼む」「レンドン無理して怪我しないでくれよ」と、とにかく無事を祈るという声も多く見られていた。本来の力を発揮できれば大谷、トラウトらと主軸を任される選手だけに、今季はどこまで輝けるか。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)