【MLB・スプリングトレーニング】エンゼルス-パドレス(3月24日・日本時間25日/テンピ)
エンゼルス大谷翔平投手がマイナー戦に登板、開幕戦に向けて調整を進める中、後ろを守る野手陣には少し気になるプレーが出ている。3回1死からパドレスのタティスJr.が高く打ち上げた打球を、レフトに入っていたウォードが落球。直後にタイムリーも許し、痛い失点につながってしまった。昨シーズンも大事なところで守備の乱れが出たエンゼルスだが、開幕まで1週間を切る中、どこまで状態を上げられるか。
確かに高く舞い上がった打球ではあったが、平凡でもあった。レフトからライト方向に少し強い風が吹いたようにも見えたが、ウォードは打球を目で追いつつも最後にグラブに当てつつ落球。投手にとってはがっくりするプレーだった。これにはファンからも「おいおいおいおい」「うーんこの守備」「あーあ」と、ため息混じりに残念がる声が見られた。
ウォードは昨季、主に1番打者を任されパワーのある打撃でレギュラーを獲得。大谷、トラウトの前に出塁するだけでなく、自らもホームランを打って得点を稼ぐなど、エンゼルスの主力打者に数えられるようになった。一方で、主にライトに入っていた守備には課題が残り、センターに入るトラウトとのコンビがうまくいかないシーンも見られた。
この試合では、本来内野がメインのレンヒーフォがセンター、ウォードはライトを守る形になったが、1回にはそのレンヒーフォの前に打球がポトリ。そして3回には左中間に飛んだ打球をウォードが落球と、なんとも締まらない守備を見せてしまった。なんとか開幕までには状態を上げ、大谷ほか投手陣をバックアップしてほしいところだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)