ロメル・ルカク

 ベルギー代表を率いるドメニコ・テデスコ監督が、初での勝利に喜びを示した。25日、ベルギーメディア『RTBF』がコメントを伝えた。

 FIFAワールドカップカタール2022でグループステージ敗退に終わったベルギー代表は、同大会限りでロベルト・マルティネス前監督が退任。シャルケライプツィヒなどで監督としての経験を積んだ37歳のテデスコ監督が、EURO2024までの契約で後任に就いた。

 ベルギー代表は24日に行われたEURO2024予選グループF第1節でスウェーデン代表と対戦。FWロメル・ルカク(インテル/イタリア)のハットトリックで3-0の快勝を収め、新体制のもとで幸先の良いスタートを切った。

 テデスコ監督は試合後、「この勝利はとても重要だ。この試合は一筋縄ではいかないだろうという雰囲気があった。選手たちを誇りに思う。勝利はいつだって正しい解決策であり、何かを信じ、作り上げるための正しい薬となる。選手たちは、私の選択が間違っていないことを証明してくれた。チーム全体が素晴らしい仕事をしてくれた」とチームを称賛。試合で見えた課題もあったと振り返りつつ、結果に満足感を示した。

「集団的なパフォーマンスについて強調したい。例えば、ディフェンスは素晴らしいストライカーたちに対してうまく機能した。勝利にも、見せたメンタリティーにも、グループ内のダイナミックさにも満足している。まだ、私が思い描いているようなサッカーではないが、それはごく普通のことだ」

「これ以上ないくらい、良いスタートを切ることができた。私が改善したいことはまだたくさんある。例えば、私たちはナーバスになり、失うべきでないところでボールを失ってしまった。スウェーデンが先制する可能性もあったんだ。また、後半はあまりにも弱かったので、その理由を理解する必要がある。“ベルギー代表選手”であるだけでは勝てない。それだけでは不十分なんだ」

 ベルギー代表の次戦は28日に行われ、国際親善試合でドイツ代表と対戦する。

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