【キリンチャレンジカップ2023】日本1-1ウルグアイ(3月24日/国立競技場)
代表初先発を飾った菅原由勢が代表定着に向けて大きなアピールを果たした。菅原はFIFAワールドカップカタール2022の出場は叶わず、悔しい思いをしていたが所属クラブで大活躍したことでウルグアイ戦の先発出場を勝ち取ると、効果的なパスを供給して浅野拓磨の決定機を演出。解説の内田篤人やサポーターから絶賛の声が相次いだ。
【映像】菅原由勢から快速「ジャガー」浅野拓磨への柔らかなスルーパス!
スコアレスで迎えた21分、菅原のパスから日本が決定機を迎える。
DF板倉滉からMF鎌田大地への縦パスが入り、ダイレクトで右サイドを上がっていた菅原にパス。ボールを受けた菅原もタイミングを図りながらダイレクトで浅野拓磨へ絶妙なラストパスを送った。浅野はファーストタッチで相手DFをかわしてシュートを放つも、ボールはサイドネットへ。惜しくもゴールとはならなかったが、菅原の持ち味が存分に発揮された場面だった。
解説を務めた内田篤人氏は「ワンタッチでよく遠くを見ていました」と絶賛。同じく解説を務めた松木安太郎氏も「いいパスだね。ちょうど浅野選手がスピードを上げて、走ってもちゃんと届くようなそういうパスでした」と賞賛した。
視聴者も「すげえいいパス」「菅原うめーな」「菅原見つかったかついに」「アーノルドを感じた」と菅原のパスを世界を代表するDFアレクサンダーアーノルド(リヴァプール)と重ね、この連係に沸いている。
今季、菅原は所属するAZでチームトップの6アシストを記録しており、早速持ち味であるラストパスで決定機を演出した。酒井宏樹の後継者の台頭を待つ日本代表にとって、この若き22歳のDFの代表初先発での攻守に渡る奮闘はこれ以上ないポジティブな要素だろう。
(C)浦正弘(ABEMA/キリンチャレンジカップ2023)