【キリンチャレンジカップ2023】日本1ー1ウルグアイ(3月24日/国立競技場)
三笘薫がレベルの違いを見せつけた。自陣の深い位置でパスを受けた日本代表は、停滞感のある流れを払拭する圧巻のドリブルでカウンターを開始。ウルグアイの守備陣を中央突破で切り裂くと、最後は浅野へ絶妙なスルーパスを通した。試合の流れをぐっと引き寄せた三笘のプレーにスタンドからは大きな歓声が沸いている。
ウルグアイ代表が1点をリードする53分、三笘薫の個人技から決定機が生まれた。
日本代表が自陣深くでボールを奪うと、左サイドバックの伊藤がペナルティエリア付近にいた三笘の足元へパス。三笘は詰めに来ていた相手選手をひらりとかわすと、得意のドリブルでカウンターをスタートさせた。そして中央突破で相手陣内中央までボールを持ち運ぶと、前線に走り出していた浅野拓磨へと絶妙なスルーパスを送った。
ボールを受けた浅野は相手選手に寄せられながらシュートまで持ち込むが、決めきることはできず。それでも、迫力あるカウンターに日本代表サポーターからは拍手が沸き起こった。
この三笘のカウンターに、ABEMAでピッチレベルから試合を伝えた解説の中田浩二氏は「三笘選手がああやって前向きでドリブルを仕掛けるとスタジアムの雰囲気が変わりますね」と、ピッチレベルだからこそわかる満員の国立競技場の雰囲気を視聴者に伝えた。
視聴者は「三笘ヤベーうますぎ」「三笘×浅野よき」「三笘のドリブルのコースえぐいな」「三笘だけ次元が違うな」とコメント。日本国内のみならず世界からも注目を集めるドリブラーのプレーに大興奮の様子だった。
早速、三笘は新生・森保ジャパンで期待通りのパフォーマンスを披露した。彼の一つひとつのプレーで湧き上がる歓声は、サポーターの高い期待値を表している。この試合で多くのサポーターは、三笘が今後のサッカー日本代表”サムライブルー”を背負って立つことを確信したのではないだろうか。
(C)浦正弘(ABEMA/キリンチャレンジカップ2023)