「震災の記憶がない今の中学生にも伝えたい」地元生徒らが展示で後世に語り継ぐ
【映像】地元の生徒らが作った展示
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 「忘れない」――東日本大震災から12年が経った3月11日、岩手県釜石市の追悼施設で約1200個の竹灯籠を使って描かれたメッセージだ。

【映像】地元の生徒らが作った展示

 津波で児童や教職員が犠牲になった宮城県石巻市の大川小学校では、震災当時の在校生の数と同じ108本の竹灯籠が灯された。この竹灯籠は2022年から児童の遺族らが行っているもので、鎮魂と震災の伝承への思いが込められている。

「ここであったことを忘れず、自分もできることをしていかないといけない」(参加者)

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 震災から得た教訓を忘れず、未来に伝えていく。そんな思いを形にしたイベントが宮城県気仙沼市の震災伝承施設で開催されている。(※4月2日まで)

「展示の中にも、震災の記憶がない子たちの発表がたくさんあった震災の記憶がない高校生より後の世代に語り継いでいくためにも、イベントを行っている」(気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館、熊谷心副館長)

 中高生が中心となって企画したイベント「けせんぬま伝承・防災文化祭2023」。「未来へつなぐ私たちのメッセージ」をテーマに、地元の児童・生徒らが手書きの防災マップや外国人にも分かりやすい避難標識を考案するなど、多様な視点での取り組みをポスターにまとめた。

「展示を見ると、地元の生徒らが起きた災害にしっかりと向き合い、防災意識を高められていると感じる。自分たちも見習わないといけない」(来場者)

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 伝承館ではこうしたイベントなどを通して、震災を経験していない世代や地域の人々にも防災について考えるきっかけを提供し続けたいとしている。

「学校の中や限られた人たちに向けて作られた展示がたくさんある。すごく上手にまとめられているので、1人でも多くの人に見てもらい、同じような活動が全国に広がってほしい」(気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館、熊谷心副館長)

(『ABEMAヒルズ』より)

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