ズラタン・イブラヒモヴィッチ

 ミランのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチが、26日付けでトッテナムの監督を退任したアントニオ・コンテ氏について語った。27日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。

 トッテナムは今季、カラバオカップとFAカップで早々に姿を消し、チャンピオンズリーグ(CL)でもベスト16で敗退。プレミアリーグでは首位を走るアーセナルとの勝ち点差は「20」にまで離れており、事実上の無冠が決定的に。加えて、痛恨のドローに終わった第28節のサウサンプトン戦後に、コンテ氏が「これがトッテナムの物語だ。20年間このオーナーでやってきて、何も勝てていない」と感情を爆発させたことで、関係は悪化。そして26日、双方合意の下で契約を解除したことが発表されていた。

 そんなコンテ退任劇の引き金となったサウサンプトン戦後の取り繕わない発言に対して、イブラヒモヴィッチが持論を展開。数々のビッグマウスや、自身のことを“王”や“神”と呼称するサッカー界随一のカリスマは「誰もが自分なりのやり方で仕事をしている。ある人は役者になろうとし、自分を飾りつけようとする。ある人は自分らしく、ある人は完璧であろうとする」と前置きしつつ、「たとえそれが人々から望まれたものではなく、代償を払うことがあったとしても、自分らしく在れと言いたい。俺は、自分らしく、自分が思うように、自分がしたいように表現するのが好きなんだ」と明かしている。