カップ麺業界で流行しているのが「シンプルラーメン」。麵なし、具なしなど様々なバリエーションが発売されている。
【映像】「卵との絡み方がすごい。スープのうま味を連れてきてくれる」など、名言が止まらない
ラーメン店にもその波が押し寄せている。東京・目黒区にある「釜玉中華そば ナポレオン軒」はシンプルなラーメンが名物の行列ができる人気店。平打ちぢれ麺に背脂としょうゆなどをあわせた特製ダレがかかっていて、具材は卵とネギのみ。
「昨今の異常な物価高で、麺だけで成立するような商品を作れば、値上げもせずにいい商品がだせるのではないかと思って」(店長・中沢リョウさん)
シンプルなだけに、その魅力を伝えるのは難しい。そこで「食レポマスター」ことアンジャッシュ渡部さんが、食レポが不得意だと公言する田中萌アナにその極意を伝授した。
「見た目はとってもシンプルです。いい香り〜、食欲がそそられる」(田中)
と冷静にリポートする田中アナに対し渡部さんは
「高まってきた感じがしない。楽しそうじゃないのが一番の問題ですよね。やっぱりテンション、感情なんですよね」(渡部)
「そもそもラーメンが来る前は“質問チャンス”。そしてラーメンが来た瞬間と一口目が(テンションの)グラフで一番上になきゃダメ」(渡部)
とお手本を披露。
「輝いてますよ!」(渡部)
「モチモチどころじゃないですね! 歯にへばりついてくるくらいの食感。背脂とかえしの味がしっかりあるから食べ応えがありますね」(渡部)
「平打ちのちぢれなので(卵との)絡み方がすごい。スープのうま味を連れてきてくれる」(渡部)
そして、見えない特徴にまで言及。
「たぶん加水率高いですよね?」(渡部)
「さすがですね! 加水率50%です」(中沢店長)
「機械でできないですよね」(渡部)
「よくご存知で」(中沢店長)
「機械にくっついちゃうんですよね。だから手作業でやらなきゃいけないという手間にフォーカスできる。この店がいかに企業努力しているかをレポートしながら食べる」「どんぶりの奥にはいろんな人の生活がかかっていることを想像しながらレポートする」(渡部)
シンプルラーメンの特徴を的確にとらえ、食レポの極意を惜しげもなく披露した渡部さんは、試行錯誤した意外な過去を告白。
「やりすぎて昔はよく怒られていた。『まいうー』みたいなのが欲しくて『ウーマイゴッド』ってやっていたけど、全カット。そういうのを経て、食レポはギャグでもコメントでもなく、テンションなんだってことにたどり着いた」(渡部)
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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