“ジャガー”浅野拓磨、先制弾で今季2点目! 鎌田&長谷部のフランクフルトに牙を剥く ブンデス日本人対決は勝ち点を分け合う結果に
【映像】ジャガー浅野が牙を剥いた"ハイエナ弾”で今季2点目!

ブンデスリーガフランクフルト1-1ボーフム(日本時間4月1日/ドイチェ・バンク・パルク)

ブンデスリーガ第26節のフランクフルトvsボーフムがドイチェ・バンク・パルクで行われ、1-1で引き分けた。ボーフムは、日本代表の活動から戻った浅野拓磨が先制点をマーク。一方、フランクフルトは長谷部誠が先発、代表メンバーの鎌田大地は途中出場となり、チームを勝利へと導くことができなかった。

【映像】ジャガー浅野が牙を剥いた"ハイエナ弾”で今季2点目!

UEFAチャンピオンズリーグ出場権を争う6位のフランクフルト(勝ち点40)と、18チーム中14位に沈むボーフム(勝ち点25)が対戦した。フランクフルトは長谷部誠、鎌田大地、ボーフムは浅野拓磨が所属することで、2人の現・森保ジャパンメンバーを含む日本人対決としても注目が集まった。

8分、フランクフルトが中盤の厚みをもった展開から左サイドを経由して中へクロスを上げ、いきなり決定機を作るなど、立ち上がりはホームが優位に試合を進めていた。しかし、スコアを動かしたのはボーフムだ。

13分、ボーフムは、2試合連続でゴールにつなげているロングスローで魅せた。"スローの名手"クリストファー・アントヴィ゠アジェイがペナルティエリアまで放り込むと、イヴァン・オルデツが頭でスラしたボールを、アントニ・ロジラが右足ボレーでフィニッシュ。相手GKが弾いたところに浅野が反応して、左足でゴールへと押し込んだ。

このゴールには浅野も試合後、「スローインの練習はいつもしていて、チームみんなが今日の得点のイメージをしている」と話したように、チームとして明確なビジョンを共有して生み出した先制弾だった。

しかし21分、フランクフルトは、左サイドで裏に抜けたランダル・コロ・ムアニがドリブルで敵を突破。フランス代表の若きテクニシャンは、エリア内まで侵入してファウルを誘い出してPKを獲得すると、自らキッカーを務めてシュートを決め切った。

振り出しに戻った試合はその後、31分に浅野が再びフィニッシュに持ち込むなど、一進一退の攻防を見せる。

迎えた後半、フランクフルトが攻め込むシーンを増やしたものの、なかなかゴールを奪えない。逆に62分には浅野が単独で中央のカウンターを繰り出すなど、どちらに試合が傾くかわからない展開となっていった。

その後、フランクフルトは73分に鎌田をピッチに投入して流れを変えにいく。すると直後のプレーで右サイドからクロスを送るなど、指揮官の期待に応えるプレーを見せる。さらに、勝ち越すために押し込んでいくがなかなかゴールは生まれない。結局、ボーフムの10本に対して、フランクフルトは25本のシュートを放つもフィニッシュワークの精彩を欠いてしまった。

特に後半は、相手に2本のシュートしか許さなかったものの、ゲームを支配しきれず。ABEMAで解説を務めた鄭大世氏も「引いている相手をどうにか崩そうという焦りがなかった。カウンターを恐れて勝ち点1を取ろうという部分が垣間見えた」とコメント。CL出場権を狙うチームとしてはやや消極的な内容、結果に終わってしまった。

長谷部、鎌田は最後までピッチに立ち、浅野は84分に交代でベンチへ。その際、浅野は不服そうな表情を見せるなど、日本代表の3月の2試合で結果を出せなかった想いをぶつけ、勝利と自身のゴールへの意欲を前面に出していた。試合後にはインタビューで登場し、「次が超々大事。今日の試合はすでに終わった。気持ちを切り替える」と、18位の最下位に沈むシュトゥットガルトとの"シックスポインター"に向けて、英語で闘志むき出しのコメントを残した。

(ABEMA/ブンデスリーガ)

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