最後まで攻めまくる! 堂安律、3試合連続ゴールならずも攻守に存在感 来季CL出場圏内フライブルク、下位チームに手痛いドロー
【映像】「ファンはわかっている」 堂安がボールを持つだけでスタジアムが大歓声

ブンデスリーガフライブルク1-1ヘルタ・ベルリン(日本時間4月1日/ヨーロッパ・パルク・シュタディオン)

ブンデスリーガ第26節のフライブルクvsヘルタ・ベルリンがヨーロッパ・パルク・シュタディオン行われ、1-1で引き分けた。2戦連続得点中の日本代表FW堂安律は、この試合も定位置の右ウイングで先発出場。多くの決定機に絡んだものの、3戦連発とはならなかった。

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UEFAチャンピオンズリーグ出場圏内の4位につけるフライブルク(勝ち点47)と、18チーム中16位に沈むヘルタ・ベルリン(勝ち点22)が対戦した。代表ウィーク明けの初戦、"凱旋"して臨んだ堂安は、ホッフェンハイム戦、マインツ戦の直近2試合でゴールを奪っているだけに、この試合は3戦連発に期待がかかる一戦となった。

そんな堂安は、前半から攻撃面で気を吐いた。18分、マティアス・ギンターからのロングパスを足裏で巧みに収めてラストパスを狙っていく。2枚のプレスに阻まれたことで思うようなキックにならずクリアされたものの、つながれば決定機という場面を演出した。さらに30分、堂安はヘーラーとのワンツーで裏に抜けてペナルティエリアへと侵入。相手3枚に囲まれながらもシザースで相手の足を止めてスペースを作り、右足を振り抜いた。惜しくもGKに正面で防がれたが、FIFAワールドカップカタール2022のスペイン戦で決めた同点弾を彷彿とさせるシーンにホームのサポーターも大いに沸いた。

迎えた後半、フライブルクに絶好のチャンスが訪れる。52分、マクシミリアン・エッゲシュタインが元ガーナ代表ケヴィン゠プリンス・ボアテングからファウルを受け、ゴール正面中央の位置でFKを獲得した。これをイタリア代表のテクニシャン、ヴィンチェンツォ・グリフォが相手の股を通す低弾道で右隅へと射抜き、先制に成功した。

次の1点を奪ったのは、ヘルタ・ベルリン。76分、FWジェシック・ヌガンカムが味方のスルーパスに反応し、パワフルな体幹の強さとスピードでDFに競り勝つと、そのままGKの足上へ浮かして流し込む同点弾を決め、試合を振り出しに戻した。

1点を取り返したいフライブルクは直後の77分、堂安は、ジョナタン・シュミットからのエリア内右からのクロスにファーへ飛び込んで合わせにいったが、ポストに阻まれてフィニッシュに持ち込めなかった。その後もゴールに迫る堂安は82分、右サイドで相手をかわし、中央へと切り込みながらゴール正面まで駆け上がると、先制点を決めたグリフォにラストパスを送り、勝ち越し点に近づくチャンスを演出してみせた。さらに85分、堂安はギンターからのパスを受け、ゴール左足のインカーブでコントロールショットを放ったが、これもGKに正面でキャッチされてしまった。

そして最後まで、攻め続けた。90分が経過したアディショナルタイム3分、ギンターからの右からのクロスがエリア内に送られると、堂安が中央へ走り込む。触れば1点という場面だったが、体を張ってくる相手に阻まれ、わずかに届かなかった。

試合はそのまま、1-1で終了。堂安は3試合連続ゴールとはならなかったものの、多くの決定機に絡んだだけでなく、素早い攻守の切り替えで相手カウンターの阻止に貢献するなど、攻撃と守備の両面で存在感を示した。

ABEMA/ブンデスリーガ)

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