【ブンデスリーガ】フライブルク1-1ヘルタ・ベルリン(日本時間4月1日/ヨーロッパ・パルク・シュタディオン)
堂安律は試合開始直後から激しいマークにあった。これから相手陣内に攻め込もうというタイミングでボールを収めようとした日本代表MFだったが、2人の相手選手の猛烈なプレスに遭って転倒。堂安は「ファウルだろ!」と言わんばかりの表情を見せたが、レフェリーの笛はなく、試合はそのまま流れた。これにはファンも「ファウルだ」とご立腹だ。
【映像】「ファウルだろ!」堂安律が2人がかりで押し倒されるもファウルなし
スコアレスで迎えた10分、味方選手のヘディングのクリアをハーフウェーライン付近で収めようとした堂安だったが、これにヘルタ・ベルリンの選手が2人がかりで対応。そのうちの1人、DFダルダイが押し倒したようにも見えたが、ファウルの判定とはならなかった。
ABEMAの実況・河村太朗氏が「ヘルタ・ベルリンは2トップにボール収まってますが、フライブルクは逆に起点にできていないような気がします」と伝えたように、フライブルクはこの場面のように前線でボールを収めることに苦戦していた。
その理由を解説・安田理大氏は「今日は(累積の出場停止で)グレゴリッチュではなくヘーラーになっていますけど、あそこでしっかり収まってからの堂安とグリフォだと思います」と指摘。ポストプレーを得意とするオーストリア代表FWに代わって出場しているFWヘイラーがもっと前線でボールを収める必要があると分析した。
安田氏のコメント通り、堂安はサイズがあまりないため、前線でボールを収めて起点となるタイプの選手ではない。逆にポストプレーを味方選手にしてもらい、その落としを、前を向いた状況で受けてこそ持ち味が発揮できるプレーヤーだ。そう考えると、この試合のグレゴリッチュの欠場はかなり痛かったと言えるだろう。
(ABEMA/ブンデスリーガ)