【プレミアリーグ】アーセナル4-1リーズ(日本時間4月1日/エミレーツ・スタジアム)
イングリッシュ・プレミアリーグ第29節のアーセナルvsリーズがエミレーツ・スタジアムで行われ、ホームのアーセナルが大量得点を挙げて4-1で勝利を収めた。欧州リーグ戦で負傷し、3月に右膝の手術を行なった日本代表DF冨安健洋は今季の出場が難しいとされているなか、首位を走るチームは快調を維持している。
19シーズンぶりのリーグ制覇へ向けて好調を維持し、6連勝で迎えたこの試合も相変わらず勢いづいていた。
負傷離脱から戻ってきたガブリエウ・ジェズスが、プレミアリーグでは15試合ぶりに3トップの中央で先発メンバーに名を連ね、左はブラジル代表の"同志"ガブリエウ・マルティネッリ、右はベルギー代表レアンドロ・トロサールと初めてコンビを組んだ。
序盤からアーセナルが押し込む展開が続くと、迎えた35分に試合が動く。ボックス内左でグラニト・ジャカからのパスを受けたジェズスが、得意のテクニックで突破を試みると、相手DFに倒されてPKを獲得。このPKを自身がきっちり決めて、21試合ぶりとなる今季7ゴール目をマークした。
アーセナルが1点をリードして迎えた後半、47分に再び試合が動く。左サイドの高い位置でボールを持ったオレクサンドル・ジンチェンコが縦にボールを送ると、これを受けたガブリエウ・マルティネッリが相手をかわして右足でクロスを供給。この低い弾道のボールに走り込んだベン・ホワイトが、自身今季2点目を挙げた。
さらに55分、アーセナルはジェズスとトロサールのコンビネーションから、最後はボックス内でジェズスがこの試合2点目をマーク。今季2回目となる複数得点を挙げて"完全復活"を印象付けた。
一方、首位チームになすすべなくやられていたリーズも反撃を試みる。76分、中盤からの素早い攻撃を展開すると、左サイドのジャック・ハリソンがドリブルで持ち運んでマイナスのパスを中央へ。待ち構えたデンマーク代表ラスムス・クリステンセンがていねいに右足で放ったシュートは、ジンチェンコに当たってコースが変わりながらネットへと突き刺さった。クリステンセンとしては自身2戦連発のゴールで、一矢報いてみせた。
とは言え、試合の趨勢は変わらない。84分、この試合は途中出場となったイングランド代表ブカヨ・サカがからボールを受け取ったノルウェー代表マルティン・ウーデゴールがボックス内に浮き球のパスを送ると、走り込んだジャカがヘディングでフィニッシュを決め、ヨーロッパリーグを含めた公式戦3戦連発弾でとどめを刺した。
試合はそのまま4-1で終了し、アーセナルは7連勝を飾った。冨安の不在は日本のファンにとっては残念だが、ジェズスの復活を含め盤石の強さを示したガナーズ(アーセナルの愛称)は首位を堅守してみせた。
(ABEMA/プレミアリーグ)