俳優の白井晃が処刑器具「ギロチン」の歴史を語る場面があった。
『7.2 新しい別の窓(ななにー)#61』には、稲垣吾郎が主演を務める舞台『サンソン -ルイ16世の首を刎ねた男-』に携わる面々が登場。同作は、18世紀フランスに実在した死刑執行人シャルル=アンリ・サンソンの実話をベースにした内容。白井は演出を手掛けている。
物語について聞かれた白井は「フランス革命の時代の話です。その頃にパリで死刑執行人を務めていたのが、吾郎さん演じるシャルル=アンリ・サンソン。そんなシャルル=アンリ・サンソンは、フランス革命の時期にルイ16世の首を刎ねざるを得なかった」とまず稲垣の役柄について触れる。
それから白井は「ちょうど、その頃ギロチンが発明されて、開発したのが田山(涼成)さん演じるジョゼフ・ギヨタンとシャルル。ギヨタンからギロチンという名前になったんです。その当時、ルイ16世を処刑しなくてはならなかった男の苦悩が描かれています」と話した。
一方で、ギヨタンについての歴史に触れる場面も。白井が「ギロチンって恐ろしい処刑器具ってイメージがあるんですけど、実は人道的な処刑器具だったんです。それまでは斧で首を落とすので、失敗することもあったり、八つ裂きや火炙りの刑など見せ物としての処刑方法があったんですけど、それらはあまりにも犯罪人を苦しめる。“もっと人道的に処刑する方法はないのか”ということで、ギロチンが作られた」と説明すると、視聴者からは「なるほど」「白井さんの説明とてもわかりやすい」「白井さんのお話だけでも面白い!」などの声が寄せられた。
『サンソン -ルイ16世の首を刎ねた男-』は、4月に東京、5月に大阪と長野で上演される。
(ABEMA『7.2 新しい別の窓 #61』より)