クリストフ・ガルティエ

 パリ・サンジェルマン(PSG)を率いるクリストフ・ガルティエ監督が、4月2日に行われたリーグ・アン第29節のリヨン戦を振り返った。同日、フランス紙『レキップ』が伝えている。

 リーグ戦で首位に立つパリ・サンジェルマンはホームで10位のリヨンを迎え撃った。試合は序盤から両チームがチャンスを作り合う一進一退の攻防となったが、56分にブラッドリー・バルコラに先制点を許した。その後PSGは幾度となく相手ゴールに迫ったものの、リヨンの集中した守備を崩し切ることができず、試合はそのまま0-1で終了し、PSGは痛恨のリーグ戦連敗を喫した。

 試合後、ガルティエ監督は「2023年になってこれで8敗目だ。多すぎる。首位に立って勝ち点はリードしているが、大事な試合で負けてしまっている」と敗戦を嘆いた。

 続けて、試合に関しては「最初の20分間は良いスタートだったと思う。それからトランジションで苦労し、すぐに諦めてしまった。前までならひっくり返せたはずだ。失望もあるし、怒りもある」と不満を露わにした。

 チャンピオンズリーグ(CL)ベスト16で敗退してから、進退に関してより騒がれ始めているガルティエ監督は自身の去就について「辞任するか? ノーだ。戦いたいか? イエスだ。タイトルを獲るために最後まで戦い抜きたい。私たちはこれからこれまでとは違うことをしなければならない」と続投の意志を示した。

 また、今後の戦いについてガルティエ監督は「疲労もあるかもしれないが、次の試合で勝つ必要がある。チャンピオンとして振舞わなければならない。タイトル慣れした選手もいるが、プライドをもってリアクションをとるべきだ」と意気込んだ。