またしても大仕事! シメオネ監督、活路を開いたA・コレアへの信頼「何か違うものが必要で…」

 アトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督が、2日に行われたラ・リーガ第27節ベティス戦を振り返った。同日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 ラ・リーガ第26節終了時点で3位のアトレティコ・マドリードは、「6」ポイント差で5位につけるベティスと対戦。『メトロポリターノ』の熱狂に後押しされる“ロヒ・ブランコス”は、3月のラ・リーガ月間最優秀選手賞に輝いたFWアントワーヌ・グリーズマンを中心に攻撃を仕掛ける。しかし、MFコケのゴールがオフサイドにより取り消させれるなど、1点が遠い。それでも86分、FWアンヘル・コレアが個人技で打開して値千金のゴール。試合はこのまま1-0で終了し、上位対決を制したアトレティコ・マドリードは来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得に大きく前進した。

 これまでもシメオネ監督の下で、大仕事を成し遂げてきたA・コレア。同試合でも途中出場から、ドリブルで活路を切り開いた同選手については「アンヘルについてこれ以上語るのは難しい。監督として、私たちの言うことを裏付ける唯一の方法は、出場時間を与えることだ。コレアは必ずしも先発ではないにせよ、プレータイムの多い選手のひとりであり、常にピッチに立ち、関与している」と披瀝。続けて「困難で堅く閉ざされた相手に対して、彼がベストの選択肢だった。(アルバロ・)モラタの交代には驚いたかもしれなけど、我々は何か違うものを必要としていて、コレアこそがその何か違うものなんだ」と裏打ちされた自信を持って、A・コレアを起用したことを明かした。

 また、シメオネ監督は「ラスト20分のスタジアムの光景は、嬉しいものだった。試合前に、ハートのあるチームを見るために6万人が来ているのだから、その人たちを感動させなければならないと伝えていたからね」とチームがファンを夢中にさせていることの喜びを口にしている。

 ラ・リーガ9試合無敗と好調を維持するアトレティコ・マドリードの次戦は9日、第28節でラージョ・バジェカーノと対戦する。