ブライトンFWウェルベックが見せたプレーに、解説を務めた鄭大世氏は感嘆の様子だ。ウェルベックはポストプレーでボールを右サイドに展開すると、最後にはゴール近くに入ってヘディングでシュート。解説もうなるほどの素晴らしい動きを見せ、一時ブレントフォードに追いつく得点を決めることに成功した。
【映像】元イングランド代表ウェルベックの「質の高さ」がつまったポストプレー&ヘディング
ブレントフォードに先制を許したブライトンは三笘のゴールで追いつくも、その直後に再び勝ち越しを許してしまう。しかし1点ビハインドで迎えた28分、元イングランド代表FWウェルベックは相手選手を背負いながら、味方からのパスをフリックで右サイドに展開。パスを受け取ったウイングのマーチは持ち前の快足を活かして縦にボールを持ち運ぶと、そのまま右足でクロスを上げた。一度は相手守備陣にはじかれてしまったものの、こぼれ球を拾い今度は左足でラストパス。ウェルベックが頭で合わせて同点ゴールを決めた。
ABEMAで解説を務めた鄭大世氏は試合後に「終始ウェルベックのポストプレーは感動的」と得点の起点にもなったプレーを絶賛。味方からの速いパスをフリックするという難しい動きだったが、絶妙な力感でこなしてみせたウェルベックの技術の高さを称賛した。
その他にも「ポジショニングでとったゴール」とマーチから上げられるクロスの軌道を予測し、絶妙な位置へと入り込んだウェルベックの動きを解説。相手キーパーがニアを消すために移動したことでできたスペースに入り、予想通りの軌道に見事頭で合わせたウェルベックを褒め称えた。この一連の動きには「サッカー少年はよく見てほしい」と思わずコメントするほどの質の高さが詰まっていたのだ。
ウェルベックの素晴らしいゴールで試合を振り出しに戻したブライトンは、同点のまま前半を折り返すことに成功。三笘の同点ゴールの直後に勝ち越され嫌な雰囲気があっただけに、元イングランド代表の得点は値千金のものだったことだろう。このウェルベックや三笘の活躍もあり、勝利こそ逃したものの難敵・ブレントフォード相手にブライトンは勝ち点を積み重ねることができた。試合の結果は引き分けではあるが、シーズン終盤に向けて良いスタートを切ったのではないだろうか。
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