【プレミアリーグ】ブライトン3－3ブレントフォード（日本時間4月1日／アメックス・スタジアム）
ブライトンの三笘薫はこの試合で今季リーグ戦7ゴールを決め、元日本代表の香川真司と岡崎慎司の“Wシンジ”の持つ1シーズン6得点という記録を塗り替えた。このゴールをお膳立てしたGKのプレーについて、ABEMAで解説を務めた鄭大世氏が試合後に説明した。
【映像】三笘薫の抜け出しとGKの正確無比で「爽快」なロングフィード
ブレントフォードに先制点を献上して迎えた21分、ブライトンの守護神・スティールから放たれたロングフィードに三笘は相手ディフェンダーの後ろへ抜け出した。ボールを受けた三笘はループシュートで冷静に相手キーパーをかわして得点をゲット。このゴールで今シーズン7得点目を記録し、日本人の新記録を樹立した。歴史に名を残すゴールを決めた三笘だが、それにはGKの素晴らしいアシストがあったのだ。
ABEMAで解説を務めた鄭大世氏は試合後のTODAY'S SELECTIONで「キーパーも出れない、センターバックも触れない絶妙なパス」と三笘のゴールをアシストしたスティールのロングパスを絶賛。相手守備陣を置き去りにする正確無比なアシストを「爽快」と称賛した。
その他にも「（ブライトンに対して）いつでもプレスに行けるようになっており、全員が相手陣地に入っている状況」とブレントフォードの守備陣形に注目した。それによってできた広大なスペースを三笘がうまく活用したことを解説。ブライトンの知将・デ・ゼルビが前もって準備していたと推測した。
結果として三笘が決めた記録的な得点にはGKアシストがつくという珍しい形となった。広大なスペースができることを事前に分析していたデ・ゼルビの戦術眼と、選手らのゴールを可能にする素晴らしい実力がこのワンシーンを作り上げたということだ。今後も指揮官とプレーヤーたちの生み出すハーモニーに期待したいものである。
（ABEMA／プレミアリーグ）
