プレミアリーグ第7節延期分、ボーンマス対ブライトンの一戦が5日早朝に行われる。
上位争い真っ只中にある6位のブライトン(勝ち点43)が、残留争い中の17位のボーンマス(勝ち点27)とのアウェイゲームに臨む。どちらも明確な目標があるなかで、どのような戦いが予想されるのだろうか。
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熾烈を極める上位&残留争い
現在、プレミアリーグは3位のニューカッスル、4位トッテナム、5位マンチェスター・ユナイテッドが50ポイントで並んでいる。さらに6位のブライトンは2試合未消化であり、自力で上位に食い込むことが可能だ。これからラストスパートをかけることができれば、クラブ史上初のUEFAのコンペティション出場権獲得の可能性も十分期待できるだろう。
一方、今シーズンのボトムハーフによる残留争いは例年に比べて大混戦となっている。12位のクリスタルパレスと降格圏の18位リーズはわずか4ポイント差であり、ボーンマスとリーズは1ポイント差とホームチームは勝ち点1でも多く積み上げなければいけない状況にある。
上位に食い込みたいブライトン 「三笘弾」と「GKの攻撃参加」に期待
ブライトンの注目ポイントは、もちろん三笘薫だ。3月のリーグ戦では4試合2ゴール3アシストを記録。前節ブレントフォード戦の得点で、香川真司と岡崎慎司と並んでいたプレミアリーグ日本人最多得点記録を更新した。ボーンマスとの前回対戦時にはイングランド人DFアダム・スミスを翻弄し、試合終了間際に値千金のヘディングシュートを決めて見せた。今節の得点にも期待したい。
またブライトンの守護神スティールも気になる存在だ。ポッター前監督の下で正GKだったスペイン代表GKサンチェスから定位置を奪ったベテランGKは、前節ブレントフォード戦でロングキックから三笘のゴールをアシストするなど、攻撃面でも貢献をみせている。32歳のベテランGKが攻守において重要な役割を担うだろう。
残留争いから一歩抜けたいボーンマス
ボーンマスは、今シーズンの開幕ダッシュに失敗。第2節マンチェスター・シティ戦で0-4、第3節リヴァプール戦で0-3、第4節リヴァプール戦で0-9とビッグクラブ相手に力の差を見せつけられた。しかし、ここの大敗後に監督に就任したオニールの下でチームは着実に成長しており、3月にはリヴァプールへのリベンジに成功。アーセナルにも一時的に2点をリードする展開を作るなど、冬に加入した新戦力も加わったことでパワーアップしている。
そんなボーンマスは前節フルアムに2-1で勝利し、残留に向けて貴重な勝ち点3を獲得した。この勢いに乗り、残留争いをリードしたいところだ。
彼らが勝ち点を奪ったゲームの傾向を見ると、早い時間帯に先制していることが多い。その代表例が前述したアーセナル戦だろう。キックオフと同時に用意していた形でゴールを陥れてみせた。その中で重要な役割を担っているのがストライカーのソランキとシャドーのビリングだ。彼らは高さとスピードを兼ね備えており、どのDF陣相手にも力を発揮できる。
ブライトンは前節ブレントフォード戦で3失点、ボーンマスはリーグワーストの55失点と両クラブ共に守備に不安材料があり、両クラブともに攻撃陣の出来が結果を左右することになるだろう。
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