元イングランド代表FWウェイン・ルーニー氏が、プレミアリーグの優勝争いについて言及した。4日、イギリス紙『デイリーメール』がコメントを伝えている。
いよいよ最終盤に突入した2022-23シーズンのプレミアリーグ。注目の優勝争いは、アーセナルが勝ち点「72」で首位に付け、1試合消化の少ない2位マンチェスター・Cが「8」ポイント差で追う展開となっている。数字上は3位以下のクラブにも逆転優勝の可能性は残されているが、2位と3位の勝ち点差は暫定で「14」となっており、現実的にタイトルレースはこの2クラブに絞られている状況だ。
来る26日に直接対決を控えるなど、今後の行方に大きな注目が集まるアーセナルとマンチェスター・Cによる優勝争い。かつてマンチェスター・Uで5度のプレミアリーグ優勝を経験し、現在はメジャーリーグ・サッカー(MLS)のDCユナイテッドで監督を務めているルーニー氏は、両クラブのタイトルレースについて次のようにコメントしている。
「タイトル争い? マンチェスター・Cに関しては何も驚かないよ。彼らは信じられないような走りをして、タイトルを勝ち取ることができるかもしれない。しかし、アーセナルが最有力であると言わざるを得ないだろう。他のクラブの誰もが、アーセナルが調子を落とすのを待っていたが、彼らは何週間もリーグのトップを走り続けている。シーズンを通してプレッシャーに対処してきたし、彼らから崩れることはないだろう」
また、同氏はトップ4争いについても言及。クラブによって消化試合数にばら付きがあるものの、3位ニューカッスルから9位ブレントフォードまでが暫定「7」ポイント差の中にひしめくなど、チャンピオンズリーグ(CL)出場権をめぐる争いも混迷を極めている。古巣マンチェスター・Uも身を置くトップ4争いについてルーニー氏は次のように持論を展開した。
「トップ4? 数週間前まではマンチェスター・Uがプレミアリーグのタイトルに挑戦できると思われていた。エリック・テン・ハフ監督のチームは惜しくも敗れたが、それでも3つのタイトルを狙うことができるし、トップ4でフィニッシュできると確信しているよ。だから、マンチェスター・Uはトップ4にいるだろうが、チームの質と経験を有するリヴァプールがそこに潜り込んでくるのではないかと私は思っている。逃げ切ることができるかもしれない。ニューカッスルに関しては、エディ・ハウ監督は素晴らしい仕事をしているが、わずかに届かないのではないかと見ている」