(左)ロナルド・アラウホと(右)ヴィニシウス・ジュニオール

 バルセロナ所属のウルグアイ代表DFロナルド・アラウホが、レアル・マドリード所属のブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールとの衝突について言及した。5日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。

 コパ・デル・レイ(国王杯)準決勝セカンドレグが5日に行われ、バルセロナは本拠地『カンプ・ノウ』でレアル・マドリードと対戦した。ファーストレグを1-0で制していたバルセロナだったが、この日は前半終了間際にヴィニシウスに先制ゴールを献上。後半には元フランス代表FWカリム・ベンゼマにハットトリックを許し、0-4で惨敗。ファーストレグでのリードを生かせず、2戦合計1-4で決勝進出を逃した。

 今シーズン最後の“エル・クラシコ”で大敗を喫し、コパ・デル・レイのタイトルも逃す結果となったバルセロナ。右サイドバック(SB)でフル出場を果たしたアラウホは「決勝進出を逃し、ファンに喜びを与えることができなかったのは非常に悲しい。前半は素晴らしいプレーができていたが、結果的にうまくいかなかった。相手はライバルクラブだ。非常に厳しい敗戦だよ」と敗戦に悔しさを滲ませつつ、「気持ちを切り替えて、月曜日のラ・リーガに臨まなくてはならない」と切り替えの必要性を強調した。

 また、アラウホは対峙したヴィニシウスについても言及。この試合のヴィニシウスは26分にFKのリスタートをめぐってガビと衝突しイエローカードを提示されると、試合終了間際にピッチを去る際にはアラウホとも口論に。苛立った表情のアラウホがヴィニシウスを押し倒すといった事態も発生した。アラウホはこの件に関して、次のようにコメントしている。

「僕は常に全ての対戦相手をリスペクトするよう努めている。しかし、今日はヴィニシウスがスタンドのファンやチームメイトに向かって何かを言っているのを見て、少し熱くなってしまった。彼は素晴らしい選手だが、プレーだけに集中すれば、より良い選手になるはずだよ。繰り返すけど、今日の僕は少し熱くなってしまったんだ。まあ、それがサッカーというものかもしれないけどね」

 バルセロナの次戦は現地時間10日に行われるラ・リーガ第28節のジローナ戦となっている。