ダビド・ラヤ

 ブレントフォード所属のスペイン代表GKダビド・ラヤに国内外の複数クラブが関心を寄せているようだ。6日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。

 現在27歳のラヤは2012年7月にブラックバーン(現:2部)の下部組織に加入し、1年後にトップチーム昇格。翌年9月にレンタル先のサウスポート(現:6部)でプロデビューを飾った。2019年夏には当時チャンピオンシップ(2部)だったブレントフォードに完全移籍で加入。初年度から正GKを任され、クラブ史上初のプレミアリーグ昇格にも大きく貢献した。今シーズンもここまで公式戦30試合に出場している。

 ラヤとブレントフォードとの現行契約は2024年6月末まで。クラブ側は絶対的守護神との契約延長を望んでおり、かねてから新契約の締結に向けた交渉を行なっている。しかし、今シーズン終了後のステップアップ移籍を望むラヤ自身が、契約延長オファーを2度に渡って拒否したとも伝えられており、去就には注目が集まっている。

 そんな中、複数のクラブがラヤの獲得を検討しているようだ。今回の報道で名前が挙がったのはマンチェスター・Uとトッテナムの2クラブ。前者は正GKを務めるスペイン代表GKダビド・デ・ヘアとの契約延長交渉が未だ合意に達しておらず、同選手の去就が不透明であることからGKの補強を検討しているという。また、後者については昨年12月で36歳となった元フランス代表GKウーゴ・ロリスの後継者を探しており、ラヤに関心を寄せているようだ。

 なお、ラヤをめぐっては具体的な名前こそ明らかになっていないものの、ラ・リーガの複数クラブが動向を注視しているとの噂も挙がっているという。今シーズンはプレミアリーグで暫定9位に付けるなど躍進が続いているブレントフォード。チームを最後尾から支える27歳の守護神は夏にどのような決断を下すのろうか。