レアル・マドリードは、ドルトムントに所属するイングランド代表MFジュード・ベリンガムの獲得オペレーションを見直している模様だ。7日、スペインメディア『Relevo』が報じている。
ベリンガムは、弱冠19歳にしてドルトムントとイングランド代表で中心的な存在となっている。当然、ベリンガムには欧州の強豪クラブがこぞって関心を示しており、なかでもレアル・マドリードは獲得に強い興味があると各メディアで報じられてきた。
しかし、『Relevo』によると、レアル・マドリードはベリンガムの獲得オペレーションを見直す方向で動いているという。同メディアは、レアル・マドリードが“2つの理由”によってベリンガムから手を引く可能性を指摘している。
「2カ月前にベリンガムとの契約が絶対的な優先事項であったとしたら、現在は状況がかなり冷え込んでいると言える。レアル・マドリードは、新スタジアムの建設費などを理由に、夏の移籍市場で財布の紐を締めるつもりだ。19歳MFの獲得には移籍金だけで1億ユーロ(約144億円)以上の出費が必要になるからだ」
「クラブには大きな投資をする余裕があるが、誤ったステップを踏みたくはないだろう。ベリンガムは非常に好まれている選手だが、特にイングランド人選手がレアル・マドリードに馴染むのにどれだけの時間がかかるのかを考えると、疑念を抱かせられるからだ。クラブは、スペインサッカーへの適応が未知数である若い選手に大金を使うことを恐れている」
なお、ベリンガムにはリヴァプールやマンチェスター・Cといったプレミアリーグの強豪クラブからも関心が寄せられており、今後さらに移籍金がつり上がる可能性もある。レアル・マドリードとしては、加熱した“マネーゲーム”に加わるつもりはないのかもしれない。