プレミアリーグのプロ審判協会(PGMOL)が、ブライトンに謝罪したようだ。9日、イギリスメディア『BBC』や『スカイスポーツ』などが伝えている。
プレミアリーグ第30節が8日に行われ、ブライトンはアウェイでトッテナムに1-2で敗れたが、この試合で話題となっているのは1-1で迎えた71分の場面。ペナルティエリア内でボールを拾った三笘薫はピエール・エミール・ホイビュルクに左足を踏まれて倒れたものの、スチュアート・アトウェル主審の笛は鳴らず。さらに、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)も介入せず、ノーファウルの判定となっていた。
しかし、PGMOLは試合後、この判定が誤審だったと認めた模様で、報道によると、PGMOLのハワード・ウェブ会長はブライトンの上層部と直接連絡をとって謝罪したという。さらに、この件を受け、PGMOLは以下のように声明を発表している。
「トッテナムでのブライトンの試合後にPGMOLとクラブは多くの判定について連絡をとっています。その話し合いの中で、PGMOLは三笘薫へのファウルに対してPKを与えなかったという誤りがあったことを認めます。この試合の重要な場面は通常のプロセスに従って見直されます」
なお、ブライトンが試合後にPGMOLから謝罪を受けたのは、FAカップ4回戦のリヴァプール戦でファビーニョにレッドカードが提示されなかったこと、1-1に終わったクリスタル・パレス戦でVARがゴール確認をした際に間違ったオフサイドラインを引いてペルビス・エストゥピニャンのゴールが認められなかったことに続いて、これが今シーズン3度目となった。
ブライトンとしては三笘の場面の誤審についての謝罪は受け入れたようだが、そのほかの三笘やダニー・ウェルベックのゴールがハンドで取り消された場面や、ロベルト・デ・ゼルビ監督が退場となった場面、ルイス・ダンクがペナルティエリア内で倒された場面など、5つの判定についてPGMOLに説明を求めていることが明らかになっており、トッテナム戦の判定には多くの議論が巻き起こっている。