【プレミアリーグ】トッテナム2-1ブライトン(日本時間4月8日/トッテナム・ホットスパー・スタジアム)
好調の波に乗る三笘薫だが、この試合では決勝点を許すきっかけを作ってしまったようだ。三笘のミスによって敵陣深くでボールを奪うことに成功したトッテナム攻撃陣は、そのままゴールに向かって駆け上がる。最後は頼れるエースであるハリー・ケインが仕上げを行い、勝ち越し弾を決めた。解説を務めた鄭大世氏によれば、ケインのゴールもさることながら、他の選手の質の高さがこのゴールにつながったようだ。
【映像】三笘薫のフリックからボール奪取し決勝ゴールにつなげるトッテナムの攻撃
開始早々、トッテナムが先制するも前半のうちにブライトンに追いつかれ、1-1に。そのまま迎えた79分、三笘のフリックが失敗しトッテナムは敵陣でパスカットに成功する。ボールを奪ったトッテナムCBのロメロはそこからすぐさまショートカウンターを開始。ボールは韓国代表FWソン・フンミンからデンマーク代表MFホイビュアへと渡り、最後はペナルティーエリア付近でフリーとなっていたハリー・ケインへ。イングランド代表FWは冷静にボールをゴールへ流し込み、試合終盤で勝ち越しに成功した。
ABEMAで解説を務めた鄭大世氏は試合後のTODAY'S SELECTIONで「ブライトンの失い方が悪かった」と三笘のフリックミスからの一連の流れを解説。ソン・フンミンに股抜きをされたところで勝負ありとしつつも、その後のシーンでケインをフリーにしてしまった守備陣の対応にも言及した。
その他にも「それ以外の選手の大切さを感じられた」とケインの素晴らしいゴールを導いたトッテナムイレブンのクオリティの高さを称賛。ボールを奪うに至ったプレスやソン・フンミンの間を通すパス、ホイビュアのアシストなど高いクオリティを見せた、スポットライトが当たりにくい影の功労者たちを絶賛した。
トッテナムはこのケインのゴールで勝ち越しに成功すると、1点差を守り切り上位対決を勝利で飾る結果となった。先日、コンテが解任されたノースロンドンのクラブだが、選手たちが来季のヨーロッパカップ戦出場へ向けて気概を見せた形だ。プレミアでも屈指の攻撃陣を誇るトッテナムは残りのシーズンをどのように戦っていくのだろうか。持ち前の破壊力で上位争いを制する姿に期待である。
(ABEMA/プレミアリーグ)